専門医が教える ― BIANCA式・埋没法の選び方と適応
みなさん、こんにちは!
自然で上品な若返りを提案する、形成外科専門医のありす先生です。
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目元は、顔全体の印象を決めるもっとも繊細なパーツ。だからこそ、どんな二重にするかだけでなく、「どんな方法で作るか」はその後の仕上がりと満足度を大きく左右します。
今回は、二重の術式の中でも埋没法にフォーカスして紹介したいと思います。
ビアンカクリニックには、
・2点留め ・4点留め ・B TWICE(裏留め) ・自然癒着法 という4つの主要な埋没メニューがあります。
名前だけを見ると違いがわかりづらいかもしれません。しかし、実はこれらの術式は“どんなまぶたの方に向いているか、何を優先するかによって自然とどれがあなたに合うのか決まってきます。
この記事では、あなたのまぶたのタイプに合った方法を迷わず選べるように、専門医目線で丁寧に解説していきますね!
■ まず知ってほしい:埋没法は“まぶたの個性”によって向き不向きがある
埋没法は、メスを使わず、医療用の細い糸で二重のラインを支える施術。
しかしその糸の通し方・固定方式・組織へのアプローチは術式ごとに異なります。
だからこそ、
「目が腫れぼったい」「脂肪が多い」「幅広を希望」「取れにくさ重視」
など、あなたの条件によってベストな選択が変わるのです。
そのうえで、それぞれの術式を見ていきましょう。
■ 1. 二重埋没法 2点留め・4点留め
もっともベーシックで、まぶたの裏側の“瞼板”という部分にごく細い糸を結んで二重を作る方法です。
施術時間は短く、ダウンタイムも軽め。初めての二重施術として選ばれることが多いメニューです。
● 2点か4点かはどう決める?
これは「どれだけラインが安定しやすいか」で決まります。
・薄いまぶた・脂肪少なめ → 2点で十分安定
・まぶたに厚みがある・取れやすそう → 4点でしっかり固定
二重のシュミレーションをしながら、どれくらい必要か判断します。
● こんな方におすすめ
・自然な仕上がりが好き
・幅は控えめにしたい
・いざとなったら取りやすい方が良い
・まずは最もスタンダードな方法を試したい
■ 2. B TWICE ― 表に傷がつかない「裏留め」
B TWICE(ビートゥワイス)は、ビアンカ独自の“裏留め”埋没法。
従来の表側からの針穴を作らず、結膜側(まぶたの裏)からアプローチするため、表に傷が一切つきません。上眼瞼挙筋に結びつけ(挙筋法)、理想の⼆重のラインをつくる方法です。
● 魅力
・表に針穴が出ない
・腫れ・内出血が最小限
・術後すぐでバレにくい
・幅広デザインを作りやすく、安定しやすい
● 特に相性が良いタイプ
・取れにくさを重視する人
・“バレたくない”が最優先
・平行型の幅広ラインを希望

↑断面図イメージ
■ 3. 自然癒着法 ― 持続力と美しさのバランスが優秀
自然癒着法は、まぶたに数カ所の極小の穴をあけ、1本の糸を複数の層を通してクロスさせて固定。
内部で自然な癒着(組織どうしのつながり)を促すことで、切開に近い持続力+埋没のダウンタイムの短さを併せ持った施術です。
必要に応じて脂肪を取り除くこともできるため、
「厚ぼったいまぶた × 自然な二重」
を両立させたい方との相性が抜群。
● 特徴
・取れにくく、持続力が高い
・切開より自然、埋没の中では長持ち
・まぶたが厚い・脂肪がある人でも適応しやすい
・ラインが非常に自然で、まばたきしても不自然さがない
● こんな人におすすめ
・厚めまぶただけど切開は避けたい
・自然で、なおかつ長持ちがいい
・過去の埋没で失敗したことがある

↑断面図イメージ
■ 4. どれを選べばいいの? ― 専門医の視点から
同じ“埋没法”でも、目的とまぶたの状態が異なればまったく異なる結果になります。
あなたがどれを選ぶべきかは、以下の3つで決まります。
① まぶたの厚み
薄い → 2点または4点
やや厚い → B TWICE
厚い・脂肪多め → 自然癒着法
② 希望するライン
・ナチュラル → 2点/4点
・しっかり → B TWICE or 自然癒着
③ 優先したいこと
・ダウンタイム最小 → B TWICE
・持続力 → 自然癒着法
・修正可能性 → 2点/4点
・自然さ × 安定 → 自然癒着法
■ 専門医として、あなたに伝えたいこと
埋没法はシンプルに見えて、実は“目もと特有の解剖学的知識”と“糸を通す精密さ”が仕上がりを左右します。
だけど大事なのは“無理のないデザイン”と“生活にフィットする持続力”。
カウンセリングでは必ず、目の開き方、皮膚の質感、脂肪量、まつ毛の向き、ラインの入りやすさまで細かく診察して、なおかつ年齢や生活習慣なども考慮し最適な方法をご提案します。
埋没法は人生を変えるほど大きな一歩になることがあります。
あなたの「こうなりたい」を丁寧に汲み取って、自然に、美しく、そして長く続く目元を一緒に作っていけたら嬉しいです!

執筆者:幡手 亜梨子(はたで ありす)
形成外科専門医/美容外科医
九州大学医学部卒業後、大学病院や関連施設で形成外科・美容外科の診療に従事し形成外科専門医を取得。
顔面・体幹の再建手術から美容外科領域まで幅広い症例を経験し、解剖学的知識に基づいた自然で美しい仕上がりを大切にしています。
学生時代にはアイドルとして活動していた経験もあり、“見られる美しさ”と“医療としての美しさ”の両面を理解する立場から、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提案できるのが強み。
プライベートでは旅行とグルメが好きで、美容やライフスタイルに関する情報をInstagramで発信中。
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経歴
九州大学医学部医学科 卒業
新東京病院 初期研修
自治医科大学附属病院 形成外科 勤務
ルーチェクリニック 勤務
新小山市民病院 形成外科 勤務
帝京大学医学部附属病院 形成外科 勤務
JR東京総合病院 美容外科・形成外科 勤務
有明ひふかクリニック 勤務
所属学会・資格
日本形成外科学会 専門医
専門分野
美容外科手術(目元・フェイスライン・婦人科形成など)
注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪注入)
レーザー・スキン治療
再生医療・エイジングケア








