【男性症例】脱脂+埋没法(自然癒着法)
みなさん、こんにちは!
自然で上品な若返りを提案する、形成外科専門医のありす先生です。
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ほんの少しの変化で目元の印象が大きく改善することを、多くの女性はメイクなどで実感したことがあると思います。
では男性はどうでしょうか?
目元の印象は、ほんの少しの左右差で大きく変わる
「疲れてる?」 「寝てないの?」
実際は体調も悪くないのに、 目元だけで“疲れている”ように見られてしまう—— そんな経験はありませんか?
男性の目元は、
・クマ
・しわ
・二重の左右差
・まぶたのたるみ
といったポイントのわずかな変化で、 清潔感・仕事ができそうな印象・若々しさが大きく左右されます。
今回ご紹介するのは、 両側の目の下脱脂と、 右目のみ埋没法(自然癒着法)を組み合わせることで、
「疲れて見える目元」から「明るく、はっきりとした目力のある印象」
へと変化した、男性の症例です。
「大きく目を変えたいわけではない」 「いかにも整形した感じは避けたい」
そんな男性にこそ、参考にしていただきたい治療内容です。

今回の症例でのお悩み
・目の下のふくらみ・クマがあり、疲れて見える
・左右で二重の幅・食い込みに差がある
・眼の開き具合の左右差が気になる
ご本人としては「大きく目を変えたい」というより、
健康で明るく見える目元になりたい
診察で考えたポイント
目元は、
・骨格
・眼窩脂肪の量
・皮膚の厚み、たるみ
・まぶたの開き(開瞼)
など、左右で微妙に違うことがほとんどです。そのため完全に一致させることは難しいですが、美容医療によってその差を縮めることは可能な場合が多いです。
この症例では、
・目の下は左右ともに脂肪のふくらみが疲労感の原因
・上まぶたは、右目のみ一重のため、目力に左右差が出ている
と判断しました。
そのため、
両側同じ治療をするのではなく、必要なところに、必要な治療だけを行う
という方針を取りました。
実際に行った治療内容
① 両側:目の下脱脂
今回の症例では脱脂のみでご希望に沿う仕上がりになりそうだと判断しました。
↓クマ取り手術の色んな方法に関しては過去に記事にしています。
目の下のクマ・ふくらみの主な原因である眼窩脂肪を、
・取りすぎない
・将来くぼまない
ことを重視しながら、適量除去しました。
これにより、
・影クマが改善
・目元の凹凸がなだらかに
・若々しく明るい印象に
変化しています。
② 右目のみ:埋没法(自然癒着法)
もともと右だけ一重なことにより、まぶたの重たい印象が疲れて見える原因にもなっていると考えました。
右も自然な二重にしたい
埋没法でもなるべく取れないやり方がいい
というご希望でしたので、**右目のみ埋没法(自然癒着法)**を行いました。
自然癒着法は、
・二重のラインが年々より自然なカーブに近づいていく
・埋没なのに取れにくく長持ちする
という特徴があります。
↓埋没法の違いに関して以前ブログにまとめています。
今回は、
・左右の開き
・二重ラインの高さ
・目を開けたときの食い込み方
を細かく診察し、 自然に左右の開き具合を整えるようなデザインしました。
術後の変化
こちらが術前後の比較写真です。


・目の下のたるみがなくなり、疲労感が軽減
・左右の二重ラインが整い、バランスの良い目元に
・黒目の見える範囲が増え、目力アップ
大きく印象を変えたわけではありませんが、
「元気そう」「表情が明るくなった」「仕事ができそう」
と言われることが増えるような変化が出ます。
この症例から伝えたいこと
目元治療は、
「両方の目元全体のバランスを見て治療方針を決めること」
が大切です。
クマ治療だけ、二重手術だけ、ではなく、 複数の要因を整理して組み合わせることで、自然なまましっかりとした変化を出すことが可能になります。
まとめ
・両側脱脂で、目の下のクマ・疲労感を改善
・右のみ埋没法(自然癒着法)で、左右差を調整
・自然なまま明るくはっきりした目元へ
「派手な目元になりたいわけではないけれど、 今より少し、自分の印象を良くしたい」
そんな方にこそ、参考にしていただきたい症例です。
※実際の治療内容は、診察結果により異なります。あくまで一例としてご覧ください。
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執筆者:幡手 亜梨子(はたで ありす)
形成外科専門医/美容外科医
九州大学医学部卒業後、大学病院や関連施設で形成外科・美容外科の診療に従事し形成外科専門医を取得。
顔面・体幹の再建手術から美容外科領域まで幅広い症例を経験し、解剖学的知識に基づいた自然で美しい仕上がりを大切にしています。
学生時代にはアイドルとして活動していた経験もあり、“見られる美しさ”と“医療としての美しさ”の両面を理解する立場から、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提案できるのが強み。
プライベートでは旅行とグルメが好きで、美容やライフスタイルに関する情報をInstagramで発信中。
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経歴
九州大学医学部医学科 卒業
新東京病院 初期研修
自治医科大学附属病院 形成外科 勤務
ルーチェクリニック 勤務
新小山市民病院 形成外科 勤務
帝京大学医学部附属病院 形成外科 勤務
JR東京総合病院 美容外科・形成外科 勤務
有明ひふかクリニック 勤務
所属学会・資格
日本形成外科学会 専門医
専門分野
美容外科手術(目元・フェイスライン・婦人科形成など)
注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪注入)
レーザー・スキン治療
再生医療・エイジングケア







