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Dr’s BLOG / 先生のブログ一覧

2025-12-20

Alice’s EYE Method|顔全体からデザインする目元の拡大メソッド

みなさん、こんにちは!

自然で上品な若返りを提案する、形成外科専門医ありす先生です。

 

 

「目を大きくしたいので、埋没法かなって思ってます」とカウンセリングに来られる方は本当に多いです。

しかし、ただ単に二重を広げるだけでは、その人が本当に理想とする目元が作れない可能性があります。

 

大切なのは、顔全体のパーツの距離感や大きさを俯瞰し、その人の理想にちゃんと近付ける術式の組み合わせをご提案することだと考えています。

私が考える目元の拡大メソッドは、目の上・下・内側・外側・奥行きなどの全方向の形を見ながら、両目の距離や顔全体とのバランスを考えて立体的にデザインする手法です。

目元が顔に溶け込むように計画的に設計することで、自然で華やかな印象を作ります。

 

 

■ 顔全体を俯瞰してからの上方向への拡大

 

目の縦幅を大きくすることは、顔全体の印象を明るくする第一歩です。ここで重要なのは「どんなふうに開くと美しく見えるか」を見極めることです。

目の開き具合や重さ、二重幅を作る方法は例えば下記のような方法があります。

 

 ・眼瞼下垂手術(挙筋前転・短縮)

黒目の露出を増やし、まつ毛の上がり具合を改善します。

 ・二重手術(埋没・切開) 

二重幅やたるみ感を整えることが可能です。

 ・眉下切開(上まぶたのたるみ取り)

余分な皮膚や脂肪による重みを取り除くことで、眉と目の距離が近付き、もともとの二重幅が現れます。

 

■ 奥行きや下方向への拡大で作る柔らかい印象

 

目の下方向への調整は、目元の印象を柔らかく、優しい印象に変えるために重要です。顔全体のパーツとの調和を考えると、下まぶたのラインを少し変えるだけでも印象は大きく変わります。

 

 ・目尻靭帯移動(タレ目尻切開)

目尻を外側下方に移動させることで、下方向の印象を柔らかくしながら横幅と奥行きが自然に拡大します。

 ・グラマラスライン形成

下まぶたのカーブをわずかに下げることで、目尻の高さ自体は大きく変えず、下方への拡大が可能です。

 

■ 内側方向への拡大で整える横幅と距離感

 

顔全体を俯瞰して見たとき、目と目の距離や目頭の引き込みは目元の印象に大きく影響します。いわゆる黄金比と呼ばれる比率も存在します。

 ・目頭切開

蒙古ひだが強い方は目頭が隠れ、横幅が狭く見えます。切開により目の横幅を広げるだけでなく、引き込みの解除により並行二重などのデザインも可能です。

 

■ 外側方向への拡大で立体感と存在感を強化

 

外側方向へのアプローチは、目の横幅を広げるだけでなく、斜め下方向への拡張も含めて立体的な印象を作ります。

 ・目尻靭帯移動(タレ目尻切開)

外側+下方向に動かすことで、横幅と奥行きの両方を自然に拡大。顔全体の横の広がりと目の存在感を計算し、目尻の位置を最適化します。

 

■ 立体感の調整も顔全体の印象に直結

 

まぶたの凹凸、脂肪の厚み、皮膚のたるみなどを整えることで、平面だけでなく立体的なバランスも作ることができます。

 ・脱脂・脂肪移動・ハムラ法・皮膚切除

これらの施術を組み合わせることで、縦・横だけでなく立体感や奥行きも含めた目元のデザインが可能です。顔全体で見たときの自然な華やかさを演出できます。

 

■ まとめ

 

Alice’s EYE Method のは、目だけを大きくするのではなく、顔全体のパーツの距離感や大きさを俯瞰したうえでデザインすることを最も重視しています。

上・下・内側・外側・奥行き・立体感など各方向からアプローチし、個々の顔に似合う形を計算して設計することで、自然で華やかな目元を作ることが可能です。

 

目元の印象は顔全体の印象を大きく左右します。各方向のアプローチを理解し、バランスを整えることで、単なる「大きな目」ではなく、その人らしい理想の目元を手に入れることができます。

 

今後は症例写真とともにさらに詳しく解説していきますので、ぜひ楽しみにしていてください!ご相談も随時カウンセリングでお待ちしておりますね。

 

 

執筆者:幡手 亜梨子(はたで ありす)

形成外科専門医/美容外科医

 

 九州大学医学部卒業後、大学病院や関連施設で形成外科・美容外科の診療に従事し形成外科専門医を取得。

 顔面・体幹の再建手術から美容外科領域まで幅広い症例を経験し、解剖学的知識に基づいた自然で美しい仕上がりを大切にしています。

 学生時代にはアイドルとして活動していた経験もあり、“見られる美しさ”と“医療としての美しさ”の両面を理解する立場から、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドな美容医療を提案できるのが強み。

 プライベートでは旅行とグルメが好きで、美容やライフスタイルに関する情報をInstagramで発信中。

 

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経歴

 九州大学医学部医学科 卒業

 新東京病院 初期研修

 自治医科大学附属病院 形成外科 勤務

 ルーチェクリニック 勤務

 新小山市民病院 形成外科 勤務

 帝京大学医学部附属病院 形成外科 勤務

 JR東京総合病院 美容外科・形成外科 勤務

 有明ひふかクリニック 勤務

 

所属学会・資格

 日本形成外科学会 専門医

 

専門分野

 美容外科手術(目元・フェイスライン・婦人科形成など)

 注入治療(ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪注入)

 レーザー・スキン治療

 再生医療・エイジングケア

 

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