こんにちは！

「自然な美を、信頼でデザインする。」

形成外科専門医の藤橋政尭です。

 

鼻の横幅が広く見える、小鼻が張り出している、笑うと鼻が大きく見える。

こうした悩みの原因は、基本的に鼻筋ではなく「小鼻」にあります。

小鼻の広がりは、顔全体の印象をのっぺりと見せてしまう要因の一つです。

そのため、小鼻を適切に整えることで、鼻だけでなく顔全体がすっきりとした印象になります。

小鼻縮小術（鼻翼縮小術）にはいくつかの方法があり、どこを切開するかによって得られる効果や適応が異なります。

 

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■ 小鼻縮小術（鼻翼縮小術）とは？

小鼻縮小術は、鼻翼（小鼻）や鼻孔底（鼻の穴の付け根）の皮膚を切除し、鼻の横幅や小鼻の広がりを抑える手術です。

鼻の穴が目立つ、小鼻が横や斜め上に張り出している、笑ったときに鼻が大きく広がる、こうしたお悩みに対して有効な治療です。

手術は鼻の中、もしくは小鼻の付け根など、比較的目立ちにくい部位を切開して行います。

適切な方法を選択すれば、術後に周囲から気づかれる心配はほとんどありません。

 

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■ 内側法｜鼻孔底を切除する方法

内側法は、鼻の穴の内側（鼻孔底）を切除する方法です。

引用元：『美容外科手術手技 鼻形成術 第1版』(克誠堂出版株式会社 2012年) p.137 図を一部改変して掲載

 

小鼻の外側までは切らず、鼻の中から余分な皮膚と皮下組織を切除・縫合します。

この方法は、

・鼻の穴が大きい

・小鼻の外側への張り出しが少ない

・軽度の横幅が気になる

といった方に適しています。

鼻孔底の下に糸を通すことで後戻りを抑え、創部への負担を軽減するため、傷がきれいに治りやすい点も特徴です。

傷跡は鼻の穴の中から付け根にかけてで、外から目立つことはほとんどありません。

 

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■ 外側法｜小鼻の外側を切除する方法

外側法は、小鼻の外側（鼻翼外側）を切除する方法です。

引用元：『美容外科手術手技 鼻形成術 第1版』(克誠堂出版株式会社 2012年) p.146 図を一部改変して掲載

 

小鼻が外側に強く張り出しているケースに対して、高い効果を発揮します。

ただし、外側を切開する分、他の方法と比べると傷が目立ちやすい傾向があります。

特に皮脂分泌が多い方では、傷の経過に注意が必要です。

この方法は、

・鼻の穴自体は大きくない

・小鼻の張り出しが強い

といったタイプの鼻に適しています。

鼻の穴の大きさは基本的に変わらないため、鼻孔の大きさと小鼻の幅の両方が気になる場合には、内側法との併用を検討します。

 

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■ 鼻孔縁挙上｜小鼻の「厚み」にアプローチする方法

小鼻が目立つ原因は、幅や大きさだけではありません。

小鼻の厚みが強く、重たい印象になっているケースも少なくありません。

鼻翼は、表側と裏側の皮膚が重なった構造をしており、皮膚自体が厚いと、小鼻が分厚く見えてしまいます。

皮膚そのものを薄くすることはできないため、鼻孔縁の皮膚を切除して改善を図るのが鼻孔縁挙上です。

この方法は、小鼻の厚みを軽減するだけでなく、鼻翼下垂の改善効果も期待できます。

小鼻が重たく見える方には、有効な選択肢の一つです。

 

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■ 小鼻縮小で大切な考え方

小鼻縮小術で重要なのは、「どれだけ小さくするか」ではなく、どこを、どの程度調整するかです。

内側法・外側法・鼻孔縁挙上は、それぞれ適応が異なり、単独でも併用でも行われます。

鼻筋や鼻先の手術と組み合わせることで、鼻全体のバランスをより自然に整えることも可能です。

 

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■ まとめ

小鼻縮小術には、

・内側法

・外側法

・鼻孔縁挙上

といった複数の方法があり、切開位置によって効果が異なります。

小鼻の幅なのか、張り出しなのか、厚みなのか。

原因を正しく見極めたうえで術式を選択することが、自然でバランスの取れた仕上がりにつながります。

 

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【プロフィール】

藤橋 政尭 (ふじはし まさたか)／形成外科専門医

形成外科専門医としての知識と技術を活かし、目元や鼻の手術、顔の脂肪吸引、糸リフト、ヒアルロン酸注入など、お顔全体の美容外科手術に幅広く対応。繊細なデザインが求められる切開手術や修正手術から、ダウンタイムの少ない注入施術・リフト系まで、患者様の理想に合わせた施術を心がけています。

自然な仕上がりとダウンタイムの最小化にこだわり、誠実なカウンセリングを通じて「任せてよかった」と思っていただける医療を追求しています。

「自然な美を、信頼でデザインする。」

そんな想いを大切に、日々の診療に取り組んでいます。

 

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【経歴】

2015年3月　昭和大学医学部医学科 卒業

2015年4月　昭和大学横浜市北部病院 初期臨床研修

2017年4月　昭和大学病院 形成外科

2017年10月　前橋赤十字病院 形成外科／美容外科

2019年4月　西尾市民病院 形成外科

2020年4月　昭和大学藤が丘病院 形成外科

2020年11月　太田西ノ内病院 形成外科／美容外科

2022年7月　東京労災病院 形成外科／美容外科  診療科長

2022年7月　R.O.clinic 非常勤、くさのたろうクリニック非常勤

2024年4月　銀座TAクリニック副院長

2025年11月　BIANCA CLINIC

 

【所属学会・資格】

日本形成外科学会　形成外科専門医

日本美容外科学会（JSAPS）会員

日本美容外科学会（JSAS）会員