藤橋 政尭
2026.02.18
理想的な顎の形態|美しい輪郭に欠かせない重要な要素
日本形成外科学会認定 形成外科専門医として外傷・再建・先天疾患など多くの症例に携わり、精密な手技と深い解剖学的理解を培ってきました。見た目の変化が心まで前向きにする――そんな美容の力を患者様にも届けたいという思いから美容外科の道へ。得意としているのは、目元治療全般や注入治療、たるみ治療など。患者様の理想に誠実に向き合う」という診療スタンスで、美しさにこだわった施術を提供しています。
こんにちは!
「自然な美を、信頼でデザインする。」
形成外科専門医の藤橋政尭です。
輪郭治療というと、フェイスラインのシャープさ・エラのボリューム・口横のもたつきに意識が向きがちです。
しかし顎の形態は実際に輪郭の美しさを決めている“最後のピース”となります。
どれだけ小顔でも、顎の形が整っていないと綺麗な輪郭には見えません。
逆に、顎が整うだけで顔全体の印象が一気に洗練されることも少なくありません。
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■ 顎が輪郭の完成度を決める理由
人の顔は正面だけでなく、「前後方向の立体感」でも評価されます。
横顔の基準として有名なのがEライン(鼻先と顎先を結ぶ線)です。
理想的な状態では
・上唇は線のやや内側
・下唇は線のほぼ上
に位置します。

顎が短いと口元が突出して見え、顎が出過ぎるとしゃくれた印象になります。
つまり顎は“輪郭の終点”であり、ここが狂うと全体バランスが崩れます。
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■ 長さの黄金比(下顔面のバランス)
美しい下顔面は縦の比率も重要です。
「鼻下〜上口唇」 : 「下口唇〜顎先」 ≒ 1:2

この比率が整うと
・口元が引き締まる
・人中が短く見える
・横顔が整う
という変化が起きます。
脂肪吸引や糸リフトだけでは完全に垢抜けない理由は、ここが未調整だからです。
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■ オトガイ筋がバランスに影響を及ぼす
顎の形態を崩す大きな原因がオトガイ筋の過緊張です。
力が入りすぎると、
・口が前に突出
・Eラインが崩れる
・顎先の少し上が膨らむ
・梅干しジワが出る
つまり骨格ではなく筋肉が輪郭を歪めます。
このタイプでは、顎ヒアルロン酸だけでは整いません。
ボトックス併用が極めて重要になります。


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■ 治療方法の違い
顎形成にはいくつかの段階があります。
広い意味では、ヒアルロン酸・プロテーゼ・骨切りはいずれも「おとがい形成」に含まれますが、一般的に“おとがい形成”と言う場合は骨切り術を指すことが多いです。
まずヒアルロン酸注入。
最も手軽で、前後方向や下方向の微調整に優れます。
Eライン改善の第一選択であり、軽度の後退顎や輪郭バランス調整に適しています。
次にプロテーゼ挿入。
シリコンインプラントにより形を安定して維持でき、中等度の後退顎に適応します。
半永久的にボリュームを確保でき、一定量の突出が必要な症例に向いています。
そしておとがい形成(骨切り術)。
下顎先端の骨を切断・移動・削ることで、顎の長さ・前後位置・左右差を根本的に改善します。
口腔内からアプローチするため皮膚に傷は残らず、しゃくれ・後退・非対称など骨格レベルの問題を修正できます。
骨切りは短縮だけでなく、骨片を前方へ移動させることで顎を前に出すことも可能で、体積を足すのではなく“位置”を変えられる点が特徴です。
腫れは2〜4週間で落ち着きますが、完全な安定には数か月を要します。
神経麻痺・感染・血腫などの手術特有のリスクはありますが、最も確実な輪郭改善法です。
過剰な量のヒアルロン酸注入や無理な大きさのプロテーゼを挿入すると長期経過で顎の骨が骨吸収するリスクがありますが、おとがい形成では基本的にそのリスクはかなり少ないです。
日本人では顎の前後的突出や垂直的な長さが不足しているケースが多く、治療は「減らす」より「補う」方向になることがほとんどです。
そのため多くの場合、ヒアルロン酸注入やプロテーゼによるボリューム追加で十分にバランスが整い、骨切り術が必要となるケースは限られます。
一方で、顎が長すぎる場合や左右差がある場合には、骨切りによる短縮や調整が必要になります。
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■ 顎は“最後の微調整”ではない
顎は綺麗な輪郭を実現する上でとても大事な要素です。
ここを無視すると、他の治療をどれだけ重ねても完成しません。
輪郭治療とは単純に脂肪を減らすことだけではなく、立体の終着点まで整える必要があります。
顎が整うことで、顔全体のバランスが初めて自然に調和するのです。
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【プロフィール】
藤橋 政尭 (ふじはし まさたか)/形成外科専門医

形成外科専門医としての知識と技術を活かし、目元や鼻の手術、顔の脂肪吸引、糸リフト、ヒアルロン酸注入など、お顔全体の美容外科手術に幅広く対応。繊細なデザインが求められる切開手術や修正手術から、ダウンタイムの少ない注入施術・リフト系まで、患者様の理想に合わせた施術を心がけています。
自然な仕上がりとダウンタイムの最小化にこだわり、誠実なカウンセリングを通じて「任せてよかった」と思っていただける医療を追求しています。
「自然な美を、信頼でデザインする。」
そんな想いを大切に、日々の診療に取り組んでいます。
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【経歴】
2015年3月 昭和大学医学部医学科 卒業
2015年4月 昭和大学横浜市北部病院 初期臨床研修
2017年4月 昭和大学病院 形成外科
2017年10月 前橋赤十字病院 形成外科/美容外科
2019年4月 西尾市民病院 形成外科
2020年4月 昭和大学藤が丘病院 形成外科
2020年11月 太田西ノ内病院 形成外科/美容外科
2022年7月 東京労災病院 形成外科/美容外科 診療科長
2022年7月 R.O.clinic 非常勤、くさのたろうクリニック非常勤
2024年4月 銀座TAクリニック副院長
2025年11月 BIANCA CLINIC
【所属学会・資格】
日本形成外科学会 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)会員
日本美容外科学会(JSAS)会員