コラム
2026.09.19
ダキシファイのダウンタイムは?副作用や施術後の注意点を解説
「病気を治す」こと以上に、「人生をより豊かに、美しくする」お手伝いがしたいという想いから美容医療の道へ。得意施術は、ヒアルロン酸・ボトックス・糸リフト。その人らしさや上品で自然な美しさを引き出す施術を提供しています。皮膚科だけでは改善が難しい目元の悩みにも外科手術で対応し、皮膚科と外科の融合でトータルに顔のバランスを整えます。3度の海外留学経験があり、英語での診療にも対応可能です。

「ダキシファイは長く持続する分、ダウンタイムも長いのでは?」と気になる方もいるかもしれません。
ダキシファイは、一般に「ボトックス注射」と呼ばれるボツリヌストキシン注射に用いられる製剤の1つです。
持続期間の長さが特徴ですが、長く作用することとダウンタイムの長さは別に考える必要があります。
BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)では、製剤の特徴だけでなく、施術後に起こり得る症状や過ごし方まで理解したうえで施術を受けることが大切だと考えています。
今回は、ダキシファイのダウンタイムや副作用、施術後に気をつけたいポイントについて解説します。
ダキシファイそのものの特徴について詳しく知りたい方は、「ダキシファイとは?特徴や持続期間を医師が解説」もあわせてご覧ください。
ダキシファイの施術後のダウンタイムはどのくらい?
ダキシファイでは一時的な赤みや腫れ、痛み、内出血などがみられることがありますが、普段通りの生活に戻れるケースが多い施術です。
DAXXIFY®のFDA添付文書では、眉間ジワを対象とした臨床試験で、注入部位の痛み・赤み・腫れ・内出血などがみられています。
これらの注入部位反応はDAXXIFY®群、プラセボ群ともに6%でした。[1]
ボツリヌストキシン注射は切開を伴う施術ではなく、米国皮膚科学会(AAD)でも、多くの方が施術後すぐに日常生活へ戻れるとされています。[2]
実臨床でも、施術後に大きく生活を制限する必要はなく、そのまま普段通りに過ごされる方が多い印象です。
ただし、赤みや腫れ、内出血などが出ることはあります。
一般的なボツリヌストキシン注射では、内出血が生じた場合に数日~1週間続くことがあります。
症状の程度や経過には個人差があります。
ダキシファイにはどのような副作用がある?
ダキシファイでは、注入部位の反応のほか、頭痛やまぶたの下がりなどが起こる可能性があります。
FDA添付文書では、眉間ジワへの投与で、頭痛6%、眼瞼下垂2%、顔面不全麻痺1%が報告されています。
[1]これらはDAXXIFY®に特有の副作用ではなく、ほかのボツリヌストキシン製剤でも報告されている症状です。
また、DAXXIFY®を含むボツリヌストキシン製剤では、まれにボツリヌストキシンの作用が投与部位から離れた場所に及び、嚥下や発声、呼吸などに影響する可能性について警告されています。[1]
呼吸しにくい、飲み込みにくい、話しにくいといった症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
ビアンカクリニックでは、こうしたリスクも踏まえ、施術部位や表情筋の動きなどを確認しながら施術プランを検討することを大切にしています。
ダキシファイ施術後の注意点は?
施術後は注入部位への強い摩擦やマッサージを避け、激しい運動も施術直後は控えましょう。
DAXXIFY®(ダキシファイ)だから特別なアフターケアが必要というわけではなく、基本的な注意点は一般的なボツリヌストキシン注射と共通します。
注入部位を強くこすらない
施術後は、注入した部分を強くこすったり、マッサージしたりしないようにしましょう。

洗顔やスキンケアをするときも、必要以上に強い刺激を加えないことが大切です。
激しい運動は施術直後を避ける
ボツリヌストキシン注射後の激しい運動は控えましょう。
運動だけでなく、重いものを持つなど心拍数が大きく上がる活動も対象です。
施術当日の過ごし方について個別に指示がある場合は、医師の指示を優先してください。
気になる症状がある場合は医師へ相談する
赤みや腫れ、内出血などの一時的な症状だけでなく、まぶたが下がる、表情に左右差が出るなど、気になる変化がみられた場合は自己判断せず医師へ相談しましょう。
ダキシファイがどのような方に向いているかについては、「ダキシファイが向いている人とは?メリット・デメリットや約6か月の持続期間を解説」で詳しく紹介しています。
ダキシファイと一般的なボトックスで注意点は違う?
施術後の基本的な注意点は共通していますが、製剤ごとの投与量や安全性情報は異なります。
ボツリヌストキシン注射という点では、注入後の強い摩擦を避けるなど、施術後の基本的な注意点に大きな違いはありません。
一方、DAXXIFY®の単位は、ほかのボツリヌストキシン製剤の単位と単純に換算することはできません。
FDA添付文書でも、DAXXIFY®の力価単位はほかのボツリヌストキシン製剤とは互換性がないと明記されています。[1]
製剤による違いについて詳しく知りたい方は、「ダキシファイとボトックスの違いは?従来のボツリヌストキシン製剤と比較」もご覧ください。
よくある質問
ここからは、ダキシファイのダウンタイムや施術後の経過について、よくある疑問を解説します。

Q. ダキシファイ施術後はいつから仕事に戻れますか?
A. 多くの場合、施術当日から普段通りの生活に戻ることができます。
ボツリヌストキシン注射は切開を伴わないため、長期間仕事を休む必要は一般的にありません。[2]
ただし、赤みや腫れ、内出血などが出た場合は、見た目に影響することがあります。
Q. ダキシファイ施術後の腫れや赤みはどのくらい続きますか?
A. 注入部位の腫れや赤みは一時的な症状としてみられることがありますが、続く期間には個人差があります。
内出血が生じた場合は、数日~1週間程度続くことがあります。
Q. ダキシファイのダウンタイムを短くする方法はありますか?
A. ダウンタイムを完全になくす方法はありませんが、施術後は注入部位を強くこすったり圧迫したりせず、医師から伝えられた注意事項を守ることが大切です。
赤みや腫れ、内出血が気になっても、自己判断で強くマッサージすることは避けましょう。
Q. ダキシファイ施術後に頭痛が出ることはありますか?
A. あります。FDA添付文書では、眉間ジワへの投与で頭痛が6%に報告されています。
[1]ただし、頭痛はDAXXIFY®に限らず、ほかのボツリヌストキシン製剤でもみられる副作用です。
Q. ダキシファイでアレルギー反応が起こることはありますか?
A. DAXXIFY®では、かゆみ、発疹、赤み、腫れ、喘鳴、呼吸困難、めまいなどを伴うアレルギー反応が起こる可能性があります。[3]
呼吸のしづらさや強い腫れなどがみられた場合は、速やかに医療機関を受診してください。
ダキシファイのダウンタイムは一般的なボツリヌストキシン注射と大きく変わらない
ダキシファイでは赤みや腫れ、内出血などが生じることがありますが、施術後の基本的な注意点は一般的なボツリヌストキシン注射と共通しています。
DAXXIFY®(ダキシファイ)は持続期間の長さが特徴の製剤ですが、長く作用するからといって、ダウンタイムも長くなるわけではありません。
施術後は注入部位への強い摩擦を避け、気になる症状がある場合は自己判断せず医師へ相談しましょう。
BIANCA CLINICでは、製剤の特徴だけでなく、副作用や施術後の過ごし方についてもお伝えしたうえで、一人ひとりに合わせたボツリヌストキシン施術を検討します。
参考文献
[1]DAXXIFY®(daxibotulinumtoxinA-lanm)Prescribing Information. U.S. Food and Drug Administration.
[2]American Academy of Dermatology Association. Botulinum toxin therapy: FAQs.