コラム
2026.08.14
スキンボトックスとは?期待できる効果・メリット・デメリットを分かりやすく解説
「より多くの人を幸せに」という信念のもと、一般内科・救急外科での経験と海外研鑽を経て美容医療の道へ。国連英検特A級を持つ国際派ドクターとして幅広い患者様を診療しています。目指すのは、美容外科・美容内科・美容皮膚科を横断する“真のオールラウンダー”。世界基準の美への理解が深く、TargetCool・NEAUVIA®・CORETOX®のKOLを務めています。柔らかな物腰で相談しやすく、日本語・英語でのカウンセリングにも対応。見た目だけでなく「幸福感まで変わる美容医療」を追求しています。

「ボトックスには興味があるけれど、表情が変わってしまわないか心配」。診察室でこう打ち明けてくださる方、実は少なくありません。「毛穴やテカリにもボトックスって効くんですか?」と聞かれることもあります。
スキンボトックスは一般的なボトックス注射よりも浅い層へボツリヌストキシン製剤を注入し、皮脂や毛穴、小ジワへのアプローチ。BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)では、ダーマペン4と組み合わせる方法で施術しています。
この記事では、初めて美容医療を検討する方にも伝わるように、仕組みや期待できる効果、メリット・デメリットを医師の目線でお話しします。
スキンボトックスとはどのような施術ですか?
スキンボトックスは、ボトックス(ボツリヌストキシン製剤)を皮膚の浅い層へ届ける施術です。表情を大きく変えずに肌質を整えることを目的とします。
一般的なボトックス注射とは、作用させる深さも目的も違う
スキンボトックスは「マイクロボトックス」や「ボトックスフェイシャル」と呼ばれることもあります。少量のボツリヌストキシン製剤を皮膚の浅い層へ細かく注入し、皮脂や毛穴、小ジワにアプローチする——というのが、おおまかな定義です。
普通のボトックス注射は表情筋に薬剤を入れて、筋肉の動きを弱めることで表情ジワを目立ちにくくするものです。対してスキンボトックスは、もっと浅いところが対象。表情筋の動きを抑えず、肌質そのものを整えることを目指します。
ただ、正直にお伝えすると、「スキンボトックス」という同じ名前でも、実際の施術方法は医療機関によって違います。
ダーマペン4で肌の土台づくりにもアプローチ
ビアンカクリニックのスキンボトックスでは、ボツリヌストキシン製剤だけでなく、ダーマペン4による肌へのアプローチも組み合わせています。

ダーマペン4は、極細の針で肌表面に微細な穴をつくる機器です。肌には傷ついた部分を修復しようとする働きがあるため、その過程を利用して肌のターンオーバーや再構築を促します。毛穴の目立ちや小ジワ、肌のハリ・質感など、複数の肌悩みに働きかけることを目的とした施術です。
ダーマペン4で肌の浅い層に細かな通り道をつくったうえで、ボツリヌストキシン製剤を塗布します。皮脂分泌へのアプローチだけでなく、ダーマペン4による肌そのものの変化も組み合わせることで、なめらかでハリのある肌を目指します。
また、針の深さやスピードを調整できるため、肌状態やお悩みに合わせて施術内容を検討できる点も特徴です。スキンボトックスを検討する際は、ボツリヌストキシン製剤の作用だけでなく、どのような方法で肌へ届けるのかにも注目すると、施術の違いを理解しやすくなります。
肌の状態を見ながら治療を選ぶことが大切
同じ「毛穴が気になる」というお悩みでも、原因は人によってバラバラです。皮脂量や肌質、ニキビの有無などで、適した治療は変わってきます。
当院ではカウンセリング時に肌診断機「VISIA®(ビジア)」で肌分析を行い、今の肌状態を数値や画像で確認してから治療プランを検討します。
施術名だけで決めてしまうのではなく、「なぜその悩みが起きているのか」を確認するところから始める。地味に思えるかもしれませんが、これが遠回りに見えて一番の近道だと、日々の診察で感じています。
スキンボトックスでどのような効果が期待できますか?
スキンボトックスでは皮脂分泌を抑える作用を利用します。テカリや毛穴の目立ち、小ジワ、肌のハリ・ツヤなどへの効果が期待できます。
診察でよくお伝えしているのは、次のような変化です。
- 皮脂によるテカリやベタつきを抑える
- 毛穴の目立ちを改善する
- 小ジワを目立ちにくくする
- 肌のハリ・ツヤを整える
- 皮脂によるメイク崩れを抑える
- ニキビができにくい肌環境を目指す
皮脂やテカリへのアプローチ
ボツリヌストキシンには、神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑える働きがあります。これを肌の浅い層に作用させることで、過剰な皮脂分泌を抑え、おでこや鼻のテカリやベタつき、メイク崩れの軽減が期待できるというわけです。
皮脂が多いせいで毛穴が目立っている方は、皮脂分泌が落ち着くことで、毛穴の見え方が変わってくることもあります。
皮脂の多さがニキビにつながっているケースでは、皮脂を抑えることでニキビができにくい肌環境を目指せます。とはいえ、ニキビの原因は1つではありません。スキンボトックスだけですべてのニキビが解決するわけではありません。
小ジワやハリ・ツヤなどの肌質にも
ビアンカクリニックではさらにダーマペン4を組み合わせることで、肌の創傷治癒過程も味方につけながら、なめらかでハリ・ツヤのある肌を目指しています。
毛穴、小ジワ、皮脂——これらのお悩みは、原因が1つとは限りません。悩みが重なっているときほど、肌状態をきちんと診てから、アプローチ方法を検討していきましょう。
スキンボトックスのメリット・デメリットは何ですか?
スキンボトックスは肌質へ幅広くアプローチできる一方、赤みやヒリつきなどの副作用が生じることがあり、効果にも個人差があります。
スキンボトックスのメリット
- 皮脂と毛穴を同時にケアできる
- 小ジワや肌のハリ・ツヤにもアプローチできる
- 表情筋への影響を抑えながら肌質改善を目指せる
- 複数の肌悩みをまとめて相談しやすい
普通のボトックス注射が表情筋によるシワを主な対象とするのに対し、スキンボトックスは「肌そのものの質感を整えたい」というときの選択肢です。
皮脂によるテカリと毛穴、小ジワ——こうした悩みが重なっている方には、1つの施術で複数方向からアプローチできる点は、やはりメリットだと思います。
筋肉に直接作用させる普通のボトックスとは、そもそも狙う層が違います。だからこそ、自然な表情を保ちながら肌質を変えたい、という方には向いている方法だと感じています。
スキンボトックスのデメリット・リスク
- 赤み
- ヒリつき
- チクチクとした刺激感
- 施術時の痛み
- 期待する変化が得られない可能性
当院のスキンボトックスでは、施術後に赤みやヒリつき、チクチクとした感覚が出ることがあります。程度も続く期間も、正直なところ人によって差があります。当院では施術前に麻酔クリームを使用し、施術中の痛みや刺激にも配慮しています。
それから、ボツリヌストキシン製剤を使う施術である以上、投与する位置や量によっては、意図しない筋肉に影響する可能性をゼロとは言い切れません。施術前には、肌の状態だけでなく、どんな仕上がりを希望しているかもきちんと医師に伝えてください。
よくある質問
スキンボトックスを検討する際に気になりやすい、効果の持続期間や副作用、施術後の過ごし方などについて回答します。

Q. スキンボトックスの効果はどのくらい持続しますか?
A. 効果の現れ方や持続期間には個人差があります。ビアンカクリニックでは、施術頻度の目安として3〜4カ月に1回程度をご案内しており、肌状態やお悩みに応じて適切な頻度をご提案しています。
Q. スキンボトックスの副作用やリスクには何がありますか?
A. 当院のダーマペンでA型ボツリヌス毒素を導入する施術では、術後に赤みやヒリつき、チクチク感などが出ることがあります。症状の程度や経過には個人差があるため、気になる症状が続く場合はご相談ください。
Q. スキンボトックス後はどのように過ごせばよいですか?
A. 施術後24時間は激しい運動やサウナ、入浴を避けるようご案内しています。施術部位を強くこすったり圧迫したりしないよう、施術時の指示に従ってください。
Q. スキンボトックスを受ける前に確認しておくことはありますか?
A. 毛穴や皮脂、小ジワといった悩みでも、原因や肌状態によって適した施術は変わります。期待する変化や過去に受けた美容施術を医師に伝え、自分の状態に合っているか診察を受けることが大切です。
Q. スキンボトックスと一般的なボトックス注射はどう選べばよいですか?
A. 肌質を整えたいならスキンボトックス、表情筋の動きによるシワが気になるなら通常のボトックス注射が候補です。ただし適した方法は症状や希望によって変わるので、ボトックス施術のみから選ぶのではなく、診察のうえで選んでください。
テカリも毛穴も「肌質」から考える。スキンボトックスが気になったら医師へ相談を
スキンボトックスは、ボツリヌストキシン製剤を肌の浅い層へ注入する治療です。皮脂や毛穴、小ジワ、ハリ・ツヤへのアプローチを目的とし、普通のボトックス注射とは狙う層も目的も違います。
肌質を整えたい方が検討する選択肢の1つですが、同じ毛穴やテカリの悩みでも原因は人それぞれ。スキンボトックスが必ず合うとは限りません。当院では肌状態を確認しながら、その都度必要な治療方法を検討しています。
「自分の肌にはどの治療が合うんだろう」と迷っている方は、まず今の肌状態を知るところから始めてみてください。スキンボトックスが気になる方は、BIANCA CLINICのカウンセリングでお気軽にご相談ください。