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コラム

2026.09.12

ダキシファイが向いている人とは?メリット・デメリットや約6ヶ月の持続期間を解説

横山 歩依里
監修医師
横山 歩依里

「病気を治す」こと以上に、「人生をより豊かに、美しくする」お手伝いがしたいという想いから美容医療の道へ。得意施術は、ヒアルロン酸・ボトックス・糸リフト。その人らしさや上品で自然な美しさを引き出す施術を提供しています。皮膚科だけでは改善が難しい目元の悩みにも外科手術で対応し、皮膚科と外科の融合でトータルに顔のバランスを整えます。3度の海外留学経験があり、英語での診療にも対応可能です。

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ダキシファイ(DAXXIFY®)は、一般に「ボトックス注射」と呼ばれるボツリヌストキシン注射に用いられる製剤の1つです。持続期間を重視したい方や、施術間隔をできるだけ空けたい方に向いている可能性があります。

 

「ボツリヌストキシン注射は続けたいけれど、もう少し施術の間隔を空けられたら」

 

定期的にボトックス注射を受けている方の中には、このように感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

DAXXIFY®(ダキシファイ)は、持続期間の長さが特徴のA型ボツリヌストキシン製剤です。

 

眉間の表情ジワを対象とした第III相臨床試験では、「シワがない、または軽い状態」が続いた期間は約24週、約6ヶ月と報告されています。

 

BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)では、ボツリヌストキシン製剤を選ぶ際、持続期間だけではなく、希望する仕上がりや表情の残し方なども含めて考えることが大切だと考えています。

 

今回は、ダキシファイがどのような方に向いているのか、メリット・デメリットも含めて解説します。

ダキシファイが向いている人は?

ダキシファイは、持続期間を重視したい方や、施術間隔をできるだけ空けたい方に向いている可能性があります。

 

ダキシファイは、次のような方にとって検討しやすい選択肢の1つです。

  • ボツリヌストキシン注射の持続期間を重視したい方
  • 定期的な施術の頻度をできるだけ抑えたい方
  • すでにボツリヌストキシン注射を受けた経験があり、仕上がりのイメージを持っている方
  • 製剤の成分や設計にもこだわって選びたい方

 

ボトックス注射の施術イメージ

 

ダキシファイのメリット|約6か月の持続期間が報告されている

とくにポイントになるのが、持続期間です。

 

臨床試験では、「シワがない、または軽い状態」が続いた期間は約24週と報告されています*1

 

ただし、これは中央値であり、すべての方で6か月間同じ状態が続くわけではありません。

それでも、持続期間を重視して製剤を選びたい方にとっては、ダキシファイを検討する理由の1つになるでしょう。

 ダキシファイのメリット|独自のペプチド技術「RTP004」を採用

ダキシファイのもう1つの特徴が、独自の合成ペプチド「RTP004」を用いた製剤設計です。

 

FDAの審査資料では、DAXXIFY®はRTP004を添加剤として使用し、ヒト血清アルブミンを含まず、ヒト・動物由来成分を使用していないとされています*2

 

ボツリヌストキシン製剤を選ぶときは、「どのくらい長く持つか」だけでなく、こうした製剤の構成も違いの1つです。

 

ビアンカクリニックでは、持続期間だけで製剤を決めるのではなく、一人ひとりの表情筋の動きや希望する仕上がりを踏まえて施術プランを考えることを重視しています。

ダキシファイが向いていない可能性がある人は?

短期間から試したい方や、仕上がりをこまめに調整したい方には、長い持続期間が希望に合わないことがあります。

 

持続期間が長いことは、すべての方にとってメリットになるわけではありません。

 

たとえば、初めてのボツリヌストキシン注射で仕上がりに不安がある方や、まずは短期間の変化から試したい方には、長く作用することが希望と合わない可能性があります。

 

また、表情の動きを見ながらこまめに仕上がりを調整したい方も、持続期間だけでダキシファイを選ぶのではなく、ほかの製剤を含めて検討した方がよい場合があります。

 

「長く持つ=自分に合っている」とは限りません。どの程度表情を残したいのか、どのくらいの頻度で施術を受けたいのかまで考えて選ぶことが大切です。

 

約6ヶ月持続するなら施術は年2回でいい?

DAXXIFY®(ダキシファイ)には効果持続が約6か月というデータはありますが、持続期間には個人差があるため、年2回で十分とは一概にいえません。

 

「約6ヶ月持続するなら、年2回受ければよいのでは?」と思うかもしれません。

 

しかし、臨床試験の約24週という数字は、眉間の表情ジワが「なし、または軽度」の状態を維持した期間の中央値です。

 

実際の持続期間には個人差があり、施術部位や筋肉の動き方などによっても変わります。

 

そのため、「必ず6ヶ月持つ」「年2回でよい」と決めつけるのではなく、一人ひとりの状態に合わせて施術時期を考える必要があります。

よくある質問

ここからは、ダキシファイについてよくある疑問を、ポイントを絞って解説します。

 

横山先生が患者へカウンセリングを行う様子

Q. ダキシファイはいつから効果が現れますか?

A. ダキシファイは、一般的に2〜3日程度で変化が現れ始めるとされています*3。

 

ただし、効果の現れ方には個人差があります。

Q. ダキシファイの単位数はボトックスと同じですか?

A. いいえ、製剤ごとの「単位(U)」をそのまま同じものとして換算することはできません。

 

必要な投与量は製剤によって異なるため、単位数だけを比較して多い・少ないと判断するのは適切ではありません。

Q. ダキシファイはヒアルロン酸などのフィラーとは違いますか?

A. はい、異なります。ダキシファイはA型ボツリヌストキシン製剤で、神経から筋肉への信号に作用します。

 

ヒアルロン酸などのフィラーは組織にボリュームを補う施術であり、作用の仕組みが異なります。

Q. ダキシファイの一般名は何ですか?

A. DAXXIFY®の一般名は「daxibotulinumtoxinA-lanm」です。A型ボツリヌストキシンを有効成分とする注射製剤です。

Q. ダキシファイは日本で承認されていますか?

A. DAXXIFY®は米国ではFDAの承認を受けていますが、日本では未承認の医薬品です。

 

海外での承認状況と、日本国内での承認状況は分けて確認することが大切です。

ダキシファイはボトックス注射を「長く持たせたいか」で考える

DAXXIFY®(ダキシファイ)は、約24週という持続期間の臨床データと、RTP004を用いた独自の製剤設計を特徴とするA型ボツリヌストキシン製剤です。

 

施術頻度を抑えたい方や持続期間を重視したい方には検討しやすい一方、短期間から試したい方や、こまめに仕上がりを調整したい方には必ずしも適しているとは限りません。

 

製剤名だけで決めるのではなく、「どのくらい持続させたいのか」「どのような表情を残したいのか」まで含めて、自分に合った選択肢を考えていきましょう。

 

BIANCA CLINICでは、製剤の特徴だけでなく、表情筋の動きや希望する仕上がりも確認しながら、一人ひとりに合ったボツリヌストキシン注射を考えていきます。

 

参考文献:
*1:DaxibotulinumtoxinA for Injection has a prolonged duration of response in the treatment of glabellar lines: Pooled data from two multicenter, randomized, double-blind, placebo-controlled, phase 3 studies (SAKURA 1 and SAKURA 2)

*2:FDA Multi-Disciplinary Review and Evaluation: DaxibotulinumtoxinA for Injection

*3:DaxibotulinumtoxinA for Injection for the Treatment of Glabellar Lines: Results from Each of Two Multicenter, Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Phase 3 Studies (SAKURA 1 and SAKURA 2)

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