高濃度ビタミンC点滴は危険?期待できる効果・注意点をビアンカクリニック美容内科医が解説
「高濃度ビタミンC点滴は危険って本当?」「美容にいいって聞くけれど、効果はあるの?」──そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
こんにちは。BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)美容内科指導医の前田陽子です。
高濃度ビタミンC点滴は、美白や疲労回復などの美容・健康効果で人気が高まっている治療ですが、製剤の種類や受ける場所によっては注意が必要なことも。
今回は、高濃度ビタミンC点滴に期待できる効果や施術を受ける前に知っておきたい注意点・安全性について解説します。
高濃度ビタミンC点滴とは?
「美容点滴」の代表格ともいえる高濃度ビタミンC点滴。通常、食事やサプリメントで摂ったビタミンCは水溶性で体外に排出されやすいため、血中濃度を十分に高めることができません。
そこで、点滴を用いて直接血管に投与することで、効率よく体内にビタミンCを取り入れる方法が「高濃度ビタミンC点滴」です。
美容目的だけでなく、疲労回復や体調管理、さらには研究段階ではがん治療の補助療法としても注目されています。高濃度ビタミンC点滴は、幅広い可能性を持つ治療法なんです。
高濃度ビタミンC点滴に期待できる効果
高濃度ビタミンC点滴には、以下のような効果が期待できます。
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美白作用:シミや肝斑の色素沈着を抑える
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コラーゲン生成の促進:肌のハリや弾力をサポート
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抗酸化作用:老化や生活習慣病のリスクを抑える
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免疫力アップ:風邪をひきにくくする、疲労回復をサポート
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術後の回復促進:傷の治りが早まるといった報告もある
さらに、海外ではがんの補助療法として研究されており、QOL(生活の質)の改善に役立つ可能性があると報告されています。
ただし、がんに対する効果はまだ研究段階であり、美容や健康管理を目的とする点滴とは区別して考える必要があるでしょう。
皮膚科専門医・葉山愛弥先生の書かれた記事もとってもわかりやすいです。ぜひ合わせてご覧ください▼
「高濃度ビタミンC点滴は危険?」と言われる理由と注意点
タイトルにもある「危険性」ですが、これは製剤の選び方やクリニックの体制によってリスクが変わるという点にあります。
例えば、国内で流通しているビタミンC注射薬は1本2gと少量。さらに防腐剤が含まれています。
これを大量に組み合わせて点滴すると、防腐剤の量も増えるため、アレルギーなどのリスクが高くなるのです。
そのため、高濃度ビタミンC点滴に使う薬剤は、防腐剤を含まない海外製の製剤(米国・アイルランド・韓国など)を輸入して使用する必要があります。
輸入製剤はコストがかかるため、極端に安価な点滴(例:1回4000円以下など)には注意したほうがよいでしょう。
つまり!高濃度ビタミンC点滴そのものが危険なのではなく、安全性の確認された薬剤を正しく使うかどうかが重要なポイントなのです。
ビアンカクリニックの高濃度ビタミンC点滴のこだわり
ビアンカクリニックの高濃度ビタミンC点滴は、防腐剤を含まない高品質な製剤だけを使い、必要に応じてビタミンB群やミネラルも加えて調整しています。
美容内科医として、皆さまに安心して続けていただけることを大切にしており、美白やエイジングケアはもちろん、疲れやすさや免疫ケアまで幅広くサポート。
外側だけでなく、体の内側から美しさと元気を引き出す“インナーケア”として多くの方にお選びいただいています。
まとめ:高濃度ビタミンC点滴は信頼できるクリニックで受けましょう
高濃度ビタミンC点滴は、美容と健康の両面で多くのメリットが期待できる治療法です。
ビアンカクリニックでは、厳選した製剤を用いて、高濃度ビタミンC点滴を行っています。
お肌のケアはもちろん、疲れが気になる方や体調管理に努めたい方は、ぜひ一度ご検討ください。
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