コラム
2026.07.28
ニュービアとは?期待できる効果・メリット・デメリットを分かりやすく解説
「より多くの人を幸せに」という信念のもと、一般内科・救急外科での経験と海外研鑽を経て美容医療の道へ。国連英検特A級を持つ国際派ドクターとして幅広い患者様を診療しています。目指すのは、美容外科・美容内科・美容皮膚科を横断する“真のオールラウンダー”。世界基準の美への理解が深く、TargetCool・NEAUVIA®・CORETOX®のKOLを務めています。柔らかな物腰で相談しやすく、日本語・英語でのカウンセリングにも対応。見た目だけでなく「幸福感まで変わる美容医療」を追求しています。

一般的なヒアルロン酸製剤で使用されることが多いBDDEではなく、PEG系の架橋技術を採用した製剤シリーズのニュービア。
製剤によって硬さや粘性、配合成分が異なり、輪郭形成から肌のハリや保水力を意識した治療まで、目的に合わせて使い分けます。
「一般的なヒアルロン酸と何が違うのか」「どの製剤が自分に合うのか」と疑問に思う方も多いでしょう。
BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)で取り扱う製剤の種類の特徴や期待できる効果、メリット、リスクについて解説します。
ニュービアとはどのような施術ですか?
ニュービアは、PEG系の架橋技術を採用したヒアルロン酸製剤です。硬さや配合成分が異なる製剤を目的に合わせて選べます。
ニュービアは、顔のボリュームを補ったり、輪郭やパーツの形を整えたり、肌のハリや保水力を補ったりと幅広い目的で使用できるヒアルロン酸製剤です。
ヒアルロン酸は、そのままでは体内で分解・吸収されやすい性質があります。そのため、形やボリュームを一定期間保ちやすくする目的で、ヒアルロン酸の分子同士をつなぐ「架橋」という加工が行われます。
ニュービアのINTENSEシリーズとSTIMULATEでは、一般的な架橋剤であるBDDE(1,4-ブタンジオールジグリシジルエーテル)ではなくPEGが採用されています。
PEG架橋によって弾力性、粘性、凝集性を持たせ、部位や目的に応じた形を作りやすいよう設計されている点が特徴です。
ニュービアの製剤の種類

NEAUVIA INTENSE
NEAUVIA INTENSEは、シリーズの中でも硬さ、凝集性、粘性が高い製剤です。形状記憶フィラーとも呼ばれ、鼻、鼻翼基部、顎、フェイスラインなど、形を支えたり輪郭を整えたりしたい部位に使用します。
硬い製剤を多く注入すればよいというわけではありません。骨格や皮膚の厚さに対して注入量が多すぎると、不自然な突出感や凹凸につながる可能性があるため、細かな調整が必要です。
NEAUVIA INTENSE LV
NEAUVIA INTENSE LVは、額、こめかみ、中顔面、ほうれい線など、ボリュームを補いたい部位に使用する製剤です。
額やこめかみのくぼみは、一部分だけを膨らませても自然な印象にならないことがあります。正面だけでなく斜めや横から見た立体感も確認し、顔全体のつながりを考えて注入します。
NEAUVIA INTENSE RHEOLOGY
NEAUVIA INTENSE RHEOLOGYは、適度なボリューム感と組織へのなじみやすさを併せ持つ製剤です。主に、ティアトラフと呼ばれる目の下の内側のくぼみなどに使用します。
目元は皮膚が薄く、製剤の選択や注入する層によっては、膨らみや凹凸が目立つ場合があります。くぼみの原因が皮膚、脂肪、骨格のどこにあるのかを確認したうえで治療を検討します。
NEAUVIA INTENSE FLUX
NEAUVIA INTENSE FLUXは、シリーズの中でも柔らかく滑らかな性質を持つ製剤です。小じわや涙袋など、動きや表情になじませたい部位に使用します。
涙袋は注入量がわずかに変わるだけでも、表情の印象が変化する部位です。希望する大きさだけでなく、目の形や左右差、笑ったときの動きまで確認する必要があります。
NEAUVIA STIMULATE
NEAUVIA STIMULATEは、架橋ヒアルロン酸にCaHA(カルシウムハイドロキシアパタイト)を1%配合した製剤です。ボリュームアップだけでなく、コラーゲンの生成促進も期待できるのが特徴です。
額、こめかみ、中顔面、顎などのボリュームを補いながら、肌のハリを意識した施術に使用します。
NEAUVIA HYDRO DELUXE
NEAUVIA HYDRO DELUXEは、非架橋ヒアルロン酸、アミノ酸、CaHA(カルシウムハイドロキシアパタイト)を配合した製剤です。顔、首、手などの保水力やハリにアプローチします。
輪郭を大きく変えることよりも、注入した範囲へ成分を広げ、肌質を整えることを目的としています。
INTENSEシリーズとは役割が異なるため、肌の悩みと希望する変化を整理して選ぶことが大切です。
熱に強い性質があり、RFやHIFUとの併用を検討できる
ニュービアは、温度変化による影響を受けにくい性質を持つとされています。そのため、治療部位や施術条件によっては、RF(高周波)やHIFUなど熱を加える施術との同日治療を検討できる点も特徴です。
ただし、ニュービアであれば、どの熱治療とも必ず同日に受けられるわけではありません。
機器の種類、照射する深さや部位、出力、施術する順番によって判断は異なります。
当院では、肌状態と希望する治療内容を確認し、それぞれの施術が干渉しないかを検討したうえで治療計画を立てています。
受けたい施術が複数ある場合は、診察時に医師へご相談ください。
ニュービアでどのような効果が期待できますか?
ニュービアは、製剤の種類に応じて輪郭形成、ボリューム補正、目元の調整、肌のハリや保水力の向上を目指す治療です。
ニュービアで期待できる主な変化は、次のとおりです。
- 鼻や顎、フェイスラインの形を整える
- 額、こめかみ、頬などのくぼみを補う
- 目の下や涙袋など、目元の印象を調整する
- ほうれい線や小じわを目立ちにくくする
- 肌のハリ、弾力、保水力を補う
INTENSEシリーズは、製剤ごとの硬さや粘性を生かし、輪郭を支えたり、失われたボリュームを補ったりする目的で使用します。鼻や顎などでは形を支える硬さが必要ですが、目元では周囲の組織になじむ柔らかさが求められます。
STIMULATEは、ボリュームを補いながら肌のハリを意識した治療に使用します。一方、HYDRO DELUXEは、輪郭を形成する目的ではなく、顔や首、手などの保水力や弾力に着目した製剤です。
ヒアルロン酸注入で大切なのは、単に量を増やすことではありません。一つの部位だけへ注入を繰り返すと、顔全体の比率が崩れたり、表情に対して不自然なボリュームが出たりする可能性があります。
ビアンカクリニックでは、顔全体のバランスを捉えて注入位置や製剤を選ぶ考え方を重視。希望するパーツだけでなく、正面、斜め、横顔のつながりを確認し、必要な量を検討し、患者さまの希望とすり合わせることを大切しています。
ただし、ニュービアによる変化の現れ方や持続期間には個人差があります。骨格自体を大きく変える治療ではないため、ご希望によっては別の治療が適している場合もあります。
ニュービアのメリット・デメリットは何ですか?
ニュービアは目的に応じて製剤を使い分けられる一方、腫れや内出血、感染、血流障害などヒアルロン酸の注入に伴うリスクがあります。
ニュービアのメリット
- BDDEを使用していない架橋製剤を選択できる
- 注入部位や目的に合わせて製剤の種類を使い分けられる
- 輪郭形成から肌質を意識した選択肢がある
- 注入量や位置を細かく調整できる
- 条件によってはRFやHIFUとの組み合わせを検討できる
架橋ヒアルロン酸でありながら、BDDEを使用していないことは、ニュービアのメリットといえるでしょう。
ヒアルロン酸の分解・吸収を遅らせる架橋剤は、テクスチャーに重要なポイント。一方で、注入後のトラブルの原因の1つに、従来から使用されている架橋剤BDDEがあるのでは。とも言われています。
ニュービアの架橋剤は、PEGです。このPEGは、160年以上も、医療分野や化粧品などの産業で使用されている成分です。
さらに、ニュービアのメリットは、性質の異なる製剤を目的に合わせて選べることも挙げあれるでしょう。硬い製剤で形を支える、柔らかい製剤を目元になじませる、非架橋製剤で肌の保水力を補うなど、同じブランド内でも役割が分かれています。
また、切開を伴わず、注入する位置や量を細かく調整できる点もヒアルロン酸注射の特徴です。
ニュービアのデメリットと注意点
- 腫れ、赤み、痛み、内出血が生じることがある
- 凹凸、左右差、しこりが生じる可能性がある
- 感染やアレルギー反応が起こる可能性がある
- 効果は永久ではない
施術直後から数日程度は、腫れ、赤み、内出血などが現れることがあります。
注入部位を強く押したり、施術当日に激しい運動やサウナなどで血流を促したりすると、症状が強くなる可能性があるため注意が必要です。
また、ニュービアがBDDEを使用していない製剤であっても、アレルギー反応が接待に起こらないとは断定できません。過去にヒアルロン酸注入で反応が出た方は、使用した製剤や症状、発症した時期を診察時にお伝えください。
よくある質問
ニュービアの種類、従来の製剤との違い、持続期間、複合治療、製剤選びについて、よくある疑問に回答します。

Q. ニュービアのラインナップを教えてください。
A. INTENSE、INTENSE LV、INTENSE RHEOLOGY、INTENSE FLUX、STIMULATE、HYDRO DELUXEなどがあります。最新の取り扱い製剤については、カウンセリングでご質問ください。
Q. ニュービアとは何か教えてください。
A. ニュービアは、PEG系の架橋技術を採用したヒアルロン酸製剤シリーズです。輪郭形成、ボリューム補正、目元の調整、肌のハリや保水力を意識した治療などに使用します。
Q. ニュービアと一般的なヒアルロン酸製剤の違いは何ですか?
A. 架橋製剤にBDDEではなくPEGを使用している点が主な違いです。ただし、架橋剤の種類だけで製剤の優劣は判断できません。部位や希望する変化に適した製剤を選ぶことが重要です。
Q. ニュービアの種類は自分で選べますか?
A. 希望はお伺いしますが、使用する製剤は医師が組織の状態、皮膚の厚さ、注入部位、必要な硬さなどを確認してご提案させていただいています。同じ部位でも、患者さまによって適した製剤が異なる場合があります。
Q. ニュービアはどのくらい持続しますか?
A. 持続期間の目安を約9~12カ月としています。ただし、使用する製剤、注入部位、注入量、体質によって異なります。
ニュービアは「量」よりも、製剤とデザインの組み合わせが大切です
ニュービアとは、PEG系の架橋技術を採用し、輪郭形成、ボリューム補正、目元の調整、肌のハリや保水力など、目的に合わせて製剤を使い分けるヒアルロン酸シリーズです。
複数の製剤から選べることはメリットですが、製剤名だけで自然な仕上がりが決まるわけではありません。骨格、皮下組織、皮膚の厚さ、表情の動き、顔全体の比率を確認し、注入する位置、層、量を検討することが重要です。
BIANCA CLINICでは、患者さまのご希望を伺いながら、注入治療で目指せる変化と限界、リスクについても説明したうえで治療計画を立てます。ニュービアがご自身の悩みに合うか知りたい方は、カウンセリングで医師へご相談ください。