こんにちは！ビアンカクリニックの銀座院院長を務める雜賀 俊行です。

 

豊胸手術を検討している方、もしくはすでに豊胸している方の中には、「豊胸をしたら授乳ができなくなるのでは？」と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

妊娠や出産を視野に入れている場合、バストの変化や母乳への影響は気になるポイントですよね。今回は、豊胸手術と授乳の関係についてわかりやすく解説します。

 

豊胸手術しても授乳は可能！赤ちゃんへの影響はほとんどなし

 

「赤ちゃんへの影響が心配」「母乳がちゃんと出るのか不安」そんな声は少なくありません。でも実は、授乳機能を保ったまま豊胸手術を受けることは可能です。

ここでは、なぜ授乳に影響しにくいのか、その理由を詳しく解説します。豊胸手術では、乳腺や乳管など授乳に関わる器官を避けて処置を行うため、母乳をつくる働きや分泌機能に影響することは基本的にありません。

 

また、豊胸後に母乳の成分が変化したり、シリコンバッグの成分が母乳に混ざったりといった報告もありません。（2025年10月時点）

 

つまり、赤ちゃんへの影響は極めて少なく、授乳機能を保ったまま豊胸手術を受けることが可能です。妊娠や出産を視野に入れている方でも、過度に不安を感じる必要はありません。

 

豊胸の方法によって授乳への影響はどう変わる？

 

ビアンカクリニックで提供している豊胸術は、主に次の3種類です。

 

 

それぞれの方法によって、授乳への影響やリスクの程度は異なります。将来的に妊娠・出産を考えている方は、術式の特徴を理解しておくことが大切です。

 

▷ビアンカで行っている豊胸手術について詳しくはこちら

 

シリコンバッグ豊胸の場合

 

シリコンバッグ豊胸とは、シリコン製のインプラントを胸に挿入してボリュームを出す豊胸術です。主な挿入位置は「乳腺下法」と「大胸筋下法」の2種類です。

 

 

どちらの術式も乳腺自体を切除したり損傷したりするわけではないため、基本的には授乳機能は温存されます。

 

▷シリコンインプラント豊胸（シリコンバッグ豊胸）はこちら

 

コンデンスリッチ脂肪注入豊胸の場合

 

コンデンスリッチ脂肪注入豊胸は、ご自身の脂肪を採取・精製し、細いカニューレで胸に注入する方法です。脂肪を挿入する位置は、乳腺組織そのものではなく乳腺組織の隙間にある皮下脂肪層や大胸筋周囲など乳腺組織のすき間。

 

適切な層に少量ずつ注入すれば乳腺を傷つけることはほとんどありません。

 

ただし、技術が未熟な場合は乳腺圧迫や血流障害を起こす可能性も。脂肪注入豊胸は、乳腺構造を理解した医師の技術力が仕上がりと安全性を左右します。

 

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ハイブリッド豊胸の場合

 

ハイブリッド豊胸は、シリコンバッグ豊胸と脂肪注入豊胸を組み合わせた豊胸術です。シリコンバッグでしっかりとボリュームを出しながら、脂肪注入によってデコルテや胸のラインをより自然に整えることができます。

 

シリコンバッグは大胸筋下に挿入され、乳腺に直接触れない位置に固定。この構造により、授乳機能への影響はほとんどないとされています。

 

▷ハイブリッド豊胸（シリコンインプラント＋CRF）はこちら

 

豊胸手術におすすめのタイミングは？授乳後がベストな理由

 

豊胸手術そのものが授乳に影響を及ぼす心配は、ほとんどありません。しかし、将来的に授乳を予定している場合は、手術のタイミングに少し注意が必要です。

 

妊娠すると女性ホルモンの分泌が急激に増え、バストは一時的に張ったり、サイズが大きくなったりします。そのため、豊胸手術のあとに妊娠すると、乳腺の発達や張りによって挿入物が圧迫され、乳腺炎などのトラブルを引き起こすリスクが生じることがあります。

 

特に大きめのシリコンバッグを挿入している場合は、妊娠や授乳により胸の内圧が高まり、強い圧迫感や違和感が出るケースも。このため、授乳前にバッグを一時的に除去する方も少なくありません。

 

一方、授乳を終えたあとは、ホルモンバランスの変化や乳腺の萎縮によって胸の形やハリが変わるタイミング。多くの方が次のようなお悩みを感じています。

 

 

こうした変化は自然なものですが、見た目の変化にショックを受ける方も少なくありません。そのため、授乳を終えて3〜6ヶ月以上経過し、胸の状態が落ち着いた頃に手術を行うのが理想的。

 

この時期なら、トラブルのリスク軽減に加え、理想のデザインが叶えやすくなります。

 

出産前の豊胸手術にもメリットはある

 

授乳後に豊胸を行うメリットは多いものの、出産前に豊胸手術を受けることにも、実は一定のメリットがあります。

 

出産や育児が始まると、どうしても自分の時間が取りにくくなります。赤ちゃんのお世話や授乳などで生活リズムが大きく変わるため、術後のダウンタイムや通院の時間を確保するのが難しくなるケースも少なくありません。

 

その点、出産前であれば、体調やスケジュールを自分のペースで調整できるため、治療計画を立てやすいという利点があります。また、術後に胸の形が安定していれば、妊娠や出産を経ても自然なバストラインをキープしやすい場合もあります。

 

ただし、妊娠の予定がある方は、手術後すぐの妊娠は避けることが大切です。体が完全に回復していない状態で妊娠すると、ホルモン変化による胸の張りや圧迫感で痛みや違和感が出ることがあります。

 

そのため、少なくとも半年〜1年程度の間隔をあけてから妊娠を考えるのが理想です。計画的に時期を見極めることで、見た目の美しさと体への負担軽減の両立がしやすくなります。

 

授乳へのリスクを軽減して豊胸手術を受けるには

 

将来的に妊娠・授乳を希望している方は、診療の際に必ず医師に伝えることが大切です。希望を共有することで、授乳機能への影響の少なさを踏まえたご提案ができます。

 

豊胸手術は、医師の技術力と実績が問われる施術です。BIANCA CLINICでは、乳腺構造を熟知した美容外科医が担当し、妊娠や授乳など体の将来を考慮したカウンセリングを丁寧に行っています。

 

患者さま一人ひとりの希望に寄り添いながら、自然な形と機能性の両立を重視。将来的に授乳を希望される方にも、リスクを最小限に抑えるよう配慮した適切な施術方法をご提案しています。豊胸手術を検討している方は、ぜひビアンカクリニックにご相談ください。

 

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