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column (e.g. in newspaper)

2025.07.20

リフトアップだけでなくコラーゲンを増やす高周波治療

葉山 愛弥
Supervising Physician
Aiya Hayama

As an Assistant Professor, Associate Ward Director, and Chief of Dermatopathology at the university hospital dermatology department, I deepened my expertise through academic presentations and paper publications both domestically and internationally. I have handled a wide range of treatments, from birthmark therapy in children to adult pigmentation concerns, utilizing various lasers and injection therapies, while also contributing to community healthcare. Through encountering numerous cases, I strongly felt the potential and necessity of aesthetic medicine, resolving to pursue further expertise. Building upon my solid dermatological knowledge and meticulous diagnostic skills, I value treatments that gently support each individual's skin while bringing out its inherent beauty.

リフトアップ、たるみ治療の一つとして人気の高周波(RF)治療!!

昨夜、加齢とともに減少するⅢ型コラーゲンについて、アカデミックな先生と熱く討論させていただきました。

加齢性変化とともに、骨や脂肪が委縮し、ボリュームロスによって若々しい印象がなくなっていく…

実際皮膚ではⅢ型コラーゲンが減少していくため、ヒアルロン酸はボリュームロスを補うためには良いけれど、やはり減っていくコラーゲンを増やせたら良いですね、という結論に。

※そういう意味で眼回りに注入するベビーコラーゲンも個人的は好きな施術です!!

ではどうやったらコラーゲンが増えるのか。一時期は摂取するなど流行った記憶があり、そしてそんな私もコラーゲンドリンクなど飲んでいました。

無意味ではないけれど、大きなタンパク質が一旦消化され、さらに肌で再構築されるのはやや疑問が残るところ。

現在主体となっているのは、やはり肌育とされるアミノ酸を直接真皮に入れる注入方法, andデバイス(美容機器)を用いて熱を加え、真皮内の線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンの生成を活性化させる方法です。

昨日に引き続き、たるみ治療でリフトアップにもなり、コラーゲン産生を活性化させる高周波治療の一つ、ボルニューマを紹介していきたいと思います。

長くなりましたが皮膚科専門医の葉山愛弥です。

 

ボルニューマとは、痛みを軽減した次世代型非侵襲性高周波(RF)治療機器です。高周波治療とは電磁波の一種であるラジオ波(Radio Frequency)を肌に照射し、表皮へのダメージを抑えながら、皮膚内部に熱を与えリフトアップ効果を発揮、たるみ治療をする、先日ご紹介したHIFUに似たような治療法です。ボルニューマは6.78MHzと圧倒的に高い熱エネルギーを照射でき、皮膚表面に近い真皮~脂肪中層に作用します。熱刺激により体内の水分子を振動させ、摩擦熱を発生させることで肌の生まれ変わりを促進。その結果、脂肪層から肌内部が引き締まり、たるみや二重顎、シワなどが改善。 また、施術後よりコラーゲンの生成を促すため、肌のハリや弾力を高めるリジュビネーション効果が期待できます。
さらに、連続的に水が流れる水冷式の冷却システムや、振動機能や丸みのある特殊なチップを搭載することで、これまでの高周波治療の弱点であった熱さや痛みを軽減しています。

 

⭐ボルニューマとサーマクールの違い

 
熱エネルギーが同じ6.78MHzの高周波を照射できる機器であり、どちらも電極が1つのモノポーラ型の高周波治療機器になりますが、その大きな違いは前述した、感じる痛みの強さ軽減です。またボルニューマは大きさの異なるカートリッジがあるため、目の下や口角から頬にかけたたるみ、顎下など、細かい部位への照射も行いやすいことが特徴です。
 
⭐ボルニューマとハイフの違い
 
どちらもたるみ治療・リフトアップが行える機器です。違いとしては、照射するエネルギーとアプローチする層があげられます。
 
【The Difference in Energy】
ボルニューマは高周波を、ハイフは高密度の超音波を照射します。
 
【Differences in Target Audience】
ボルニューマのほうがハイフよりも皮膚の浅い層へのアプローチが得意です。皮膚は表面から表皮・真皮・脂肪織・SMAS層(筋膜)と並んでいます。 ボルニューマは肌の浅い層である真皮~脂肪中層に、ハイフは肌の奥にあるSMAS層にアプローチします。
 
ボルニューマとハイフを比べ、どちらの治療がたるみに良いということはありませんが、たるみの原因や肌の状態に合わせて、適切な治療を選ぶことが大切です。また、アプローチ層の異なるボルニューマとハイフは、併用することも可能です。ボルニューマとハイフの2つを組み合わせるコンビネーション治療により、相乗効果が期待できます。
ただ、どちらかといえば、ハイフの方が深い層に強いエネルギーを照射するため、引き締め力は強いと考えます。逆に頬などこけてしまうリスクも高いです。一方でボルニューマは下から引き揚げ、コラーゲン産生をすることでむしろこけた部分をふっくらさせ、同時にリフトアップ効果が期待できると思います。
 
ボルニューマの効果は、施術後数日~1ヶ月後程度で出始め、1~6ヶ月が効果のピークといわれています。そのため、BIANCA CLINICではボルニューマの効果を持続していただくために、3~6ヶ月の頻度での治療継続を推奨しております。
We also offer combination therapy using Volnuma and Hyaluronic Acid, which target different layers of the skin. Other procedures for sagging skin include thread lifts, hyaluronic acid injections, Embrace RF, and facelifts. If you're unsure which treatment is right for you or have questions about any procedure, please feel free to discuss them during your consultation.

https://biancaclinic.jp/treatment/faceline/faceline_2/volnewmer/

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