column (e.g. in newspaper)
2025.08.26
カベルラインで部分痩せ
As an Assistant Professor, Associate Ward Director, and Chief of Dermatopathology at the university hospital dermatology department, I deepened my expertise through academic presentations and paper publications both domestically and internationally. I have handled a wide range of treatments, from birthmark therapy in children to adult pigmentation concerns, utilizing various lasers and injection therapies, while also contributing to community healthcare. Through encountering numerous cases, I strongly felt the potential and necessity of aesthetic medicine, resolving to pursue further expertise. Building upon my solid dermatological knowledge and meticulous diagnostic skills, I value treatments that gently support each individual's skin while bringing out its inherent beauty.
脂肪溶解注射という言葉を皆さんは聞いたことがありますか?

I am Dr. Aya Hayama, a board-certified dermatologist.
いくらダイエットをしても、全体的に痩せるとは限らず、どうしてもフェイスライン、二の腕、下腹部、背中などの脂肪は取れにくいことがあります。
そこで部分痩せをしたい!というような、ピンポイントに気になる部位をスリムにしたい方に適しています。
勿論脂肪吸引をすることも可能ですが、注射だけで済むため傷跡も残らないため、気軽にトライしやすいのが特徴です。
腫れや内出血・むくみなどがあっても、数日〜1週間程度で落ち着くことが多く、ダウンタイムが少ないこともメリットです。
反対に、広範囲の脂肪を一気に取りたい方(お腹や太ももなど)、すぐに効果を実感したい方、内臓脂肪を減らしたい方は別の治療をお勧めします。
脂肪溶解注射とは
「脂肪溶解注射」とは、脂肪を分解・排出する成分を皮下に注射し、部分痩せ(局所的な脂肪減少)を目指す美容医療の一種です。一般的には「メソセラピー」や「脂肪溶解メソ」とも呼ばれることがあります。
脂肪細胞を破壊したり、脂肪を乳化・分解したりする薬剤(主にフォスファチジルコリンやデオキシコール酸など)を脂肪の気になる部分に注射します。
脂肪が分解されると、老廃物としてリンパや血流を通して体外に排出され、徐々にスリムなラインになります。
推奨される回数・間隔は通常は1〜2週間おきに3〜5回程度が目安ですが、個人差があるため1回でも変化を感じる人もいれば、複数回で効果が出る人もいます。
カベルラインとは
脂肪を溶解させる有効成分であるデオキシコール酸が0.5%配合されている脂肪溶解注射です。デオキシコール酸はアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局、Food and Drug Administration)で認められた脂肪溶解成分であり、カベルラインは「デオキシコール酸0.5%」と高濃度(BNLS Neo の約5000 倍の濃度)で配合されています。
カベルラインは高濃度のデオキシコール酸が、注射した部位の脂肪細胞を破壊し、分解した脂肪を体外へ排出してくれます。
その他の主成分であるLカルニチンは脂肪の代謝と燃焼を促進する作用があり、アーティチョーク抽出物は脂肪の排出や浮腫みの軽減に作用する効果により、脂肪溶解作用時の腫れ感が非常に少なく、かつ素早く脂肪を減少させることができます。
つまり、破壊された脂肪が静脈やリンパ管を通じて体外へ排出されるため、痩せにくい部分の脂肪を減らしフェイスラインや体のラインをすっきりとさせることができます。