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2024.02.25

サプリメントでエイジングケア!30代からの“内側ケア”を美容内科医が解説

前田 陽子
Supervising Physician
Supervising physician in cosmetic medicine Yoko Maeda

To maximize your beauty, care for both the inside and outside is essential. We aim to bring advanced anti-aging treatments, such as peptide therapy common overseas, to our Japanese patients. While aesthetic medical approaches may offer more gradual results, they are crucial for building the foundation that supports beauty and youth. We combine nutritional therapy and lifestyle improvements with hormone replacement, peptide therapy, and regenerative medicine to propose personalized treatment plans. We provide long-term support for health and beauty from within.

サプリメント

サプリメントはエイジングケアの選択肢のひとつ。

とくに30代・40代は、疲れやすさや肌の乾燥など、年齢による“ちょっとした変化”を感じやすいタイミングです。

そんなとき、サプリメントを上手に取り入れることで、未来の自分への投資につながるかもしれません。

 

今回は、年代別のおすすめ成分や、エイジングケアとアンチエイジングの違いについて、BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)美容内科指導医・前田陽子医師が解説します。

 

 

サプリメントでエイジングケア!アンチエイジングとの違いは?

中高年女性のイメージ写真

みなさんそもそも「アンチエイジング」と「エイジングケア」の違いはご存じでしょうか?

「アンチエイジング」は“老化を防ぐ・逆らう”という考え方。

一方の「エイジングケア」は“年齢に応じた変化とうまく付き合いながら、美しく健康に年齢を重ねる”という前向きな考え方です。

最近では、無理に若く見せるのではなく、自分らしい年齢の重ね方を大切にする「エイジングケア3.0」という考え方も広まってきています。

スキンケアや生活習慣の改善に加えて、今回取り上げるサプリメントもエイジングケアの手段の1つです。

 

サプリメントと栄養補助食品の違いは?

サプリメントを飲む

サプリメントに似た言葉に「栄養補助食品」があります。

「サプリメント」と「栄養補助食品」は同じものを指すことも多いですが、厳密には少しニュアンスが異なるんです。

 

「栄養補助食品」はその名の通り、普段の食事で不足しがちな栄養素を補うことを目的に作られた食品のこと。

「サプリメント」は栄養補助食品に含まれます。

 

「サプリメント」は、一般的にビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養素を効率的に摂れる形状(錠剤・カプセル・ソフトジェルなど)で製品化されたものを意味します。

 

注意したいのは「サプリメント」と「栄養補助食品」、どちらも医薬品ではない、ということ。

使用する際は“病気が治る”“シミが消える”など、効果効能をうたう広告に惑わされないよう注意しましょう。

 

また、サプリメントや栄養補助食品が体に合うかは、人によって異なります。

表示成分や摂取量をよく確認し、不安がある場合は医師や薬剤師に相談することも大切です。

 

 

老化研究の第一人者はどんなサプリメントを選んでいる?

ライフスパン

老化研究の第一人者であるハーバード大学のデビッド・シンクレア教授は、著書『LIFE SPAN 老いなき世界』のなかで、ご自身で摂取しているとされるサプリメントの成分について紹介しています。

 

何を飲んでいるのか、結果が気になる方もいらっしゃると思いますので、下にまとめて記載します。

(詳細なリストや各サプリメントに関する説明は、ぜひ原著でご確認ください)

 

・フィセチン:500mg

・リポ酸:300mg

・魚油 (EPA/DHA): ?

・L-タウリン:2g

・ニコチンアミドモノヌクレオチド (NMN): 1 g

・レスベラトロール:1g

・スペルミジン:1~2mg

・ビタミンD3: 4,000-5,000 IU 

・ビタミンK2: 180-360 mcg

・トリメチルグリシン(TMG):500~1,000mg

・低用量アスピリン: 83 mg

・メトホルミン:1g

・ラパマイシン: ?

 

興味深いのは、以前は飲んでいたとされる「ケルセチン」を、新しいプロトコルでは含んでいないということ。

(最近のプロトコルではケルセチンの言及を避けています。)

 

サプリメントの成分選びに関する情報は常に更新されているのです。

 

 

年代別・サプリメントの選び方のポイント

年齢ごとの変化に合わせて、今の自分に必要なケアを知ることが、エイジングケアの第一歩です。

 

・サプリメント選びのポイント|30代

30代は体力や肌の変化を感じやすい時期。

まずはビタミンや鉄分、セラミドなど、基本的な栄養バランスと肌の潤いをサポートする成分を含むサプリメントを検討してみてはいかがでしょう。

 

・サプリメント選びのポイント|40代

仕事や家庭の両立で疲れや、肌のハリや代謝の変化を感じやすくなる40代。

サプリメントを選ぶなら、肌の保湿をサポートする成分や、体の酸化に対応する成分を含むものを選ぶのも選択肢の1つです。

 

・サプリメント選びのポイント|50代

本格的なエイジングケアを意識し始める方も多い50代。

NMNやフィセチン、ビタミンD3とK2の組み合わせなど、健康維持に注目されている成分に注目してみてはいかがでしょうか。

 

・サプリメント選びのポイント|60代

免疫力や筋力の維持も意識する60代。

魚油(EPA・DHA)やL-タウリン、スペルミジンなど、日々の健康維持に役立つとされる成分を無理なく適切に取り入れましょう。

 

どの年代でも、“今の自分にちょうどいいケア”を見つけることが、未来の健康と美しさにつながります。

 

サプリメントによるエイジングケアのポイント

サプリメントは、すぐに結果が出るものではありません。

大切なのは、自分の体調や目的に合った栄養素を選び、コツコツと継続することです。

また、ビタミンなどの過剰摂取にならないよう、成分の重複には注意しましょう。

 

サプリメントでのエイジングケアは“未来の自分”への投資

サプリメントによるエイジングケアは、将来を見据えた健康維持のアプローチです。

ご自身に必要な栄養をサプリメントで補うと、日々の体調や肌状態のサポートに繋がる可能性があります。

ビアンカクリニック美容内科で行っている「オーソモレキュラー栄養療法」では、ご自身にどのような栄養が不足しているかを詳しく調べることも可能です。

Feel free to contact us anytime.

 

https://biancaclinic.jp/treatment/physical-condition/concentration/orthomolecular/

 

※This article is intended for general informational purposes only and is not intended to diagnose, treat, or prevent any specific disease. If you have health concerns, please consult your physician.

 

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