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column (e.g. in newspaper)

2024.08.31

痩せるホルモンを注射するだけでダイエットできるってほんと?美容内科医が解説

前田 陽子
Supervising Physician
Supervising physician in cosmetic medicine Yoko Maeda

To maximize your beauty, care for both the inside and outside is essential. We aim to bring advanced anti-aging treatments, such as peptide therapy common overseas, to our Japanese patients. While aesthetic medical approaches may offer more gradual results, they are crucial for building the foundation that supports beauty and youth. We combine nutritional therapy and lifestyle improvements with hormone replacement, peptide therapy, and regenerative medicine to propose personalized treatment plans. We provide long-term support for health and beauty from within.

Hello, everyone.

I am Yoko Maeda, the supervising physician at BIANCA Aesthetic Medicine.

 

Profile of Dr. Yoko Maeda, Director of Aesthetic Medicine

Completed initial training at Okinawa Prefectural Nanbu Medical Center and Children's Medical Center. Worked in the Department of Radiology at Kyoto Prefectural University of Medicine and at an aesthetic clinic. Encountered high-dose vitamin C intravenous therapy at a seminar by the Intravenous Therapy Research Society. Studied abroad as a Research Fellow at the Riordan Clinic in the United States. Achieved notable accomplishments, including passing the American Academy of Anti-Aging Medicine's specialist certification exam at the youngest age.

 

Currently serving as a Medical Director of Aesthetic Medicine at BIANCA. The role of a Medical Director of Aesthetic Medicine is to approach healthy beauty by caring for the body from within. As a professional in anti-aging care that treats aging from the inside out, I support patients in improving their constitution and maintaining a youthful appearance for years to come by proposing personalized treatments such as natural hormone replacement therapy, peptide therapy, and supplement therapy.

 

<Professional Affiliations and Qualifications>

・Director, Japanese Society of Aesthetic Medicine

・American Academy of Anti-Aging Medicine (A4M) Certified Specialist

・A4M Anti-Aging, Metabolism, and Functional Medicine Fellowship

・Certified Chelation Specialist, American Academy of Advanced Medical Sciences

 

<Check out more information about Dr. Yoko Maeda's aesthetic medicine practice here>

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みなさんはGLP-1受容体作動薬という言葉、聞いたことはありますか?

 

GLP-1受容体作動薬は糖尿病の治療薬ですが、体重を減らす作用も認められています。テレビなどで痩せるホルモン注射と話題になり、目にしたことがあるかもしれません。

 

GLP-1とはどんなもの?

痩せるホルモンを注射するだけでダイエットできるってほんと?美容内科医が解説

 

GLP-1とはもともと私たちの体にある腸管ホルモンの1種。すい臓からインスリンを分泌させやすくし、血糖値を下げる働きがあります。

 

血糖値の高いときにだけ作用するため、低血糖になりにくいのが特徴です。

 

GLP-1を体内に補うのがGLP-1受容体作動薬の役目。

 

GLP-1受容体作動薬には糖質や脂質、炎症を正常化する効果もあります。特に代謝の低下や炎症は認知機能が低下する原因と考えられており、GLP-1受容体作動薬は認知症の治療薬としても注目を集めています。

 

GLP-1はダイエットにも効果がある!

GLP-1受容体作動薬のダイエット効果、気になる方も多いのでは?

 

結論からお伝えすると、GLP-1受容体作動薬をうまく活用すれば、体重を減らす、お酒を飲む量を減らすといったことも可能です。

 

実際に、GLP-1受容体作動薬とほかの治療薬の組み合わせにより25%の体重減少が認められた例もあります。これは肥満手術にほぼ匹敵する数値です。

 

注目を集める新薬、マンジャロとは?

痩せるホルモンを注射するだけでダイエットできるってほんと?美容内科医が解説

 

GLP-1受容体作動薬にインスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)の作用が加わった、マンジャロという薬が注目を集めています。マンジャロは、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬という2型糖尿病の新薬です。

 

GIPももともと私たちの体の中にあり、GLP-1と同じように血糖値を下げる働きがある腸管ホルモンの1つ。インスリンを分泌させることに加えて、脂肪分解を促進するグルカゴンというホルモンの分泌を促進する作用があります。

 

マンジャロは、GLP-1受容体作動薬よりもさらにGLP-1とGIPの効果が長く働くように作られました。GLP-1受容体作動薬には痩せる働きが期待できますが、マンジャロはさらに高い痩身効果が見込めるのが特徴です。

 

これまでの研究において科学的に最も効果があると言われている若返りの方法は、カロリー制限です。しかし、わかってはいてもなかなかできない方も多いですよね。

 

マンジャロは注射を打つだけで無理な食事制限をしなくてもカロリー制限できる夢のような薬。肥満がなかなか解消できない方の、新しい治療の選択肢になっています。

 

気になるマンジャロのリバウンドに関する研究結果とは?

痩せるホルモンを注射するだけでダイエットできるってほんと?美容内科医が解説

 

ダイエット薬で気になるのは、リバウンドではないでしょうか?マンジャロのリバウンドについての論文が発表されたので、内容をご紹介します。

783人の患者様をAとBの2つのチームに分けて、実験スタート。まずはどちらのチームにも9ヶ月間マンジェロを投与しました。

 

痩せるホルモンを注射するだけでダイエットできるってほんと?美容内科医が解説

 

どちらのチームもマンジャロの効果によりどんどん痩せていきました。マンジャロにダイエット効果があるのは実験でも明らかです。

9ヶ月以降はチームAにはマンジャロを継続。チームBにはプラセボという薬に見せかけたものを投与し、1年10ヶ月後の体重を比べてみました。

 

痩せるホルモンを注射するだけでダイエットできるってほんと?美容内科医が解説

 

結果はというと、マンジャロを継続したチームAは全体的に体重が落ちていました。しかし、プラセボに切り替えたチームBでは、いったん減った体重をキープしていた方はわずか9%という結果となりました。

 

つまり、マンジャロを飲むのをやめると10名中9名はリバウンドしたということ!

 

マンジャロで理想の体重をキープするためには、一生投与を続けることにもなりかねないという結果になりました。

 

痩せるホルモンを注射するだけでダイエットできるってほんと?美容内科医が解説

 

マンジャロでダイエットに成功しても、やめるとリバウンドしやすくなります。そのため、マンジャロを投与している間にやせる生活習慣を身につけていく必要があります。

 

食生活や運動習慣、睡眠時間の改善など、規則正しい生活習慣が大切。生活の中にうまくマンジャロを取り入れながら、効果を持続させるのが良いと思います。

 

マンジャロでダイエットしたい方は、ぜひカウンセリングにお越しください!リバウンドしないよう助言しながら、ダイエットをサポートさせていただきます。一人ひとりにあった治療方法を一緒に考えていきましょう。

 

まえだ

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