Supervising physician in cosmetic gynecology and obstetrics and gynecology
膣ヒアルロン酸注入とは、緩んだ膣を引き締める手軽な治療方法です。膣壁にヒアルロン酸を注入して膣を狭くすることで膣圧を高めると同時に、やわらかく肉厚な膣にしたり膣内にうるおいを与えたりします。また、加齢によって起こりやすくなる膣内の乾燥とそれに伴う膣の痛みなどの症状に対しても効果が期待できます。膣ヒアルロン酸注入は麻酔を併用しメスを使わず注射のみで行うため、術中の痛みやダウンタイムがほぼなく陰部の皮膚表面に傷痕も残りません。
私が行う膣ヒアルロン酸注入では、解剖学的側面と一般男性からのアンケート調査に基づき安全で効果的な注入部位に必要な量だけのヒアルロン酸を注入しています。さらに、その注入方法で性機能や尿失禁に関する国際的な指標を用いて効果判定を行い、効果があると認められた私独自の方法で行っています。こちらの方法と結果については、第112回日本美容外科学会のシンポジウムで「安全で効果的な膣ヒアルロン酸注入術」と題して発表いたしました。
産婦人科専門医が注入部位と注入量にこだわった、安全で効果が確認された膣ヒアルロン酸注入をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
小陰唇縮小術とは、小陰唇のサイズや左右差などを改善する手術です。生まれつきのものや思春期の急激な発達により小陰唇にはみ出す部分や左右差がある場合は、余分な小陰唇を手術で除去して縫い縮めることで形を美しく整えます。
小陰唇が大きすぎると擦れて痛みが生じたり、汚れが溜まって悪臭の原因になったりするため、衛生的な観点からも施術がすすめられる場合があります。小陰唇縮小術では小陰唇のサイズや見た目が整うだけでなく、色素沈着を起こして黒ずんだ皮膚を減らせるため若々しい印象へと導けるのです。
また、副皮切除術とは、小陰唇と大陰唇の間にある小さなヒダ状の副皮を除去することで左右のバランスを整えて見た目と衛生面を改善する手術です。副皮は一人ひとり大きさや形が異なりますが、副皮が大きすぎると見た目のバランスが崩れたり汚れが溜まりやすくなったりする場合があります。小陰唇の場合と同様に、見た目に自信を持ちたい方や衛生面が気になる方におすすめの施術です。
小陰唇切除術と副皮切除術を組み合わせることで、より自然で美しい仕上がりに近づきます。これらの施術で私がこだわっているのは、抜糸の必要がないこと、痛みやダウンタイムの軽減に配慮すること、縫い目が外側にないきれいな仕上がりを心がけることです。患者様のご希望に沿った仕上がりになるよう、一緒にデザインを考えます。女性器のエキスパートである産婦人科専門医の婦人科形成手術をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
海外では徐々に膣スネコスなどが行われていますが、日本ではまだ導入しているところが少ない印象です。閉経前後や更年期といった年齢による影響で女性ホルモンの分泌量が抑えられると、GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)という状態になり膣粘膜の乾燥や萎縮により膣が薄くペラペラな状態へと変化します。そして、それに伴う膣の痛み、かゆみ、違和感、性交痛、頻尿などさまざまな症状をきたすことがあります。
これまでGSMの治療法はホルモン補充療法や膣デバイス治療などが知られていましたが、膣育注射はGSMへの効果が期待されている新しい治療法です。患者様のご希望に合わせてエクソソームを追加する場合もあります。
また、膣ヒアルロン酸注入を希望される患者様で、膣粘膜が萎縮して膣ヒアルロン酸の効果がうまく出ない場合には膣ヒアルロン酸とあわせて膣育注射を行う方法もあります。さらに、ピルをはじめとするホルモン治療の影響で、年齢に関わらず膣粘膜が萎縮したり乾燥したりする患者様にとっても膣育注射は選択肢の1つです。
3児の母で趣味は料理や筋トレ、ドラム、トランペットに睡眠!
日々精力的に活動しています。
婦人科のみならず、膣育や性生活にも特化!
女性の生涯の悩みに寄り添い女性であることを楽しめるよう全力でサポートします。
宮本先生のモットーについて聞いてみました!
私が得意とする施術の膣ヒアルロン酸注入をはじめ、婦人科形成手術、膣育などいずれも同じことが言えますが、正しい知識やきちんとした技術はやはり大切なことだと思います。現在ではフェムテックが流行し始めていますが、産婦人科専門医資格を持っていなかったり産婦人科での診療経験さえなかったりするドクターが婦人科美容を行っていることもあります。また、医師免許を持たない方が医学的な根拠をきちんと確認したのかどうか怪しい情報を発信して、女性のお悩みを解決するどころか逆に振り回してしまう場合もあるようです。
膣ヒアルロン酸注入は患者様のお悩みにアプローチできる非常に素晴らしい施術です。しかし、きちんとした知識や技術を持たない人から施術を受けると、効果がないどころか危険な合併症を引き起こす恐れもあります。膣はただの通り道や管などではなく、ホルモンや常在菌などさまざまな要因の影響を受けている重要な臓器であるためです。
私はこれからも【専門家が行う婦人科美容】という点にこだわって誇りを持ち、そして日進月歩で発展する医学の勉強を怠らずに日々精進しながら治療を行ってまいります。
婦人科美容の中で私自身が受けたいと思うのは、機器を使用して膣内のコンディションを整える膣デバイスや膣ヒアルロン酸注入です。また、施術者という立場では膣ヒアルロン酸注入や小陰唇縮小術を行うことが好きです。
お顔の美容医療で好きなものは、輪郭のお悩みにアプローチする糸リフト、ボトックス注射、ヒアルロン酸注入。さらに、肌に良いさまざまな成分を真皮層まで導入するメソナJによるメソポレーション、医療用レーザーを微弱なパワーで照射してメラニンを少しずつ排出させるトーニングなども気に入っています。
日焼け止めを毎日塗ってUVケアをしっかり行っています。妊娠や出産を経て3児の母となってからも毎日スキンケアに日焼け止めは欠かせません。
Also,顔を擦らない摩擦レスな泡洗顔にもこだわっています。泡洗顔は同じBIANCA CLINICの美容皮膚科指導医で皮膚科専門医でもある岩間美幸先生が手がけたSkinAmure(スキンアミュレ)の「SA WASH」を使っています。
さらに、顔だけでなく年齢が出やすい首やデコルテのケアにも気を付けていて、首やデコルテ用美容液のRevision Skincare®(リビジョンスキンケア)の「Nectifirm® Advanced(ネクティファームアドバンス)」がお気に入りです。
趣味や特技は3つあります。1つ目は料理で、おいしいものを食べることも作ることも好きです。通っていた某料理教室ではパン作りコースの認定ライセンスも取得しました。料理好きが高じて、自宅やその料理教室などでパン作りの講師ができるほどのレベルに(笑)。
2つ目は筋トレで、ジムに通ってボディメイクや体力維持に勤しんでいます。念願叶ってボディメイクの大会に出場し、『ベスト・ボディジャパン2022ジャンル別&職業別大会 ミス・ドクター部門』で準グランプリを受賞しました。
3つめは音楽です。ドラムやトランペットの演奏ができ、大学時代にはバンド活動を行っていました。今でも音楽のライブやフェスに行くことが好きです。