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2026.08.05
ターゲットクールとは?期待できる効果・メリット・デメリットを分かりやすく解説
Driven by the belief of “bringing happiness to more people,” I pursued a career in aesthetic medicine after gaining experience in general internal medicine and emergency surgery, along with overseas training. As an internationally oriented doctor holding a UN English Proficiency Test Special Grade A, I treat a diverse range of patients. My goal is to become a true all-rounder, spanning cosmetic surgery, cosmetic medicine, and cosmetic dermatology. With a deep understanding of global beauty standards, I serve as a Key Opinion Leader (KOL) for TargetCool, NEAUVIA®, and CORETOX®. Known for my gentle manner, I provide accessible consultations in both Japanese and English. I pursue aesthetic medicine that transforms not just appearance, but also enhances overall happiness.

CO₂ガスを噴射し、冷却温度や噴射時間を調整できるターゲットクール。薬剤を皮膚へ導入するブースティングモード、皮膚を冷却するクーリングモード、病変組織を冷却するフリージングモードを搭載しています。
診察室でこの機器の名前を出すと、「ドライアイスみたいなものですか」と聞かれることがあります。仕組みとしては近い部分もありますが、目的も精度もまったく別物です。
この記事では、当院で扱っている施術のうち、微細な氷粒状にした薬剤を皮膚へ導入するブースティングモードを中心に、仕組みと効果、メリット、副作用について、普段の診察でお伝えしている内容に沿って説明します。
ターゲットクールとはどのような施術ですか?
ターゲットクールは、低温のCO₂ガスを利用し、薬剤導入や皮膚の冷却などを行う3つのモードを搭載した医療機器です。
先端のノズルと設定を切り替えることで、ブースティング、クーリング、フリージングという3つの異なる用途に対応できる機器です。同じ本体から出てくるのは同じCO₂ガスですが、温度や噴射のさせ方を変えるだけで役割がここまで変わるのは、個人的にも面白いと感じるところです。
当院で実際に提供しているのは、ブースティングモードとクーリングモードの2つです。ここから先は、肌育製剤などを導入するブースティングモードを中心にお話しします。
ブースティングモード|薬剤を微細な氷粒状にして導入
ブースティングモードは、CO₂冷媒と薬剤を同時に、かなりの速度で噴射する仕組みです。噴射の瞬間に薬剤が急速に冷やされ、微細な氷の粒になって皮膚へ入っていきます。この現象を「アイス・ニードリング」と呼んでいます。
この冷えた微粒子は、表皮と真皮の境目にあたるDEJという部分にまず高濃度で溜まり、そこから徐々に真皮層へ浸透していきます。
注射針を使わないので、針そのものによる痛みや針跡、内出血を抑えやすいというのが大きな特徴です。とはいえ、噴射時にはチリチリとした感覚が残ることがあり、痛みがまったくないとは言い切れません。
当院ではプルリアルシルク、ジュベルック、ゴウリ(GOURI)といった肌育製剤に加え、ボツリヌストキシン、トラネキサム酸、プラセンタの導入にも対応しています。肌の状態と希望される変化を伺ったうえで、どの薬剤が適しているかを一緒に考えていきます。
クーリングモード|皮膚を精密に冷却
クーリングモードは、-10℃から5℃の範囲で冷媒の温度を調整し、皮膚表面を冷やすためのモードです。当院では主にニキビ治療や発毛治療の場面で使っています。
ブースティングモードとの違いは明確で、こちらは薬剤を氷粒状にして送り込む機能ではなく、冷却そのものによって痛みや炎症を和らげることを目的としています。
フリージングモード|病変組織を極低温で冷却
フリージングモードは、CO₂冷媒を極低温まで冷却して病変部に噴射し、対象の組織を冷却・破壊する機能です。
使用できる薬剤や治療内容の詳細は、ターゲットクールの施術ページもご覧ください。施術の様子も動画で紹介しています。
ターゲットクールのブースティングモードにはどのような効果が期待できますか?
ブースティングモードでは、使用する薬剤の種類に応じた肌質改善が期待されますが、効果の現れ方には個人差があります。

ブースティングモードで見込める変化は、大きく次の3つです。
- 導入する薬剤に応じた肌質改善
- 肌のハリやなめらかさへのアプローチ
- 乾燥や肌のコンディションへのアプローチ
正直なところ、期待できる効果はターゲットクールという機器の性能だけで決まるわけではありません。むしろどの薬剤を選ぶか、その時の肌状態、そして何を目指すかという治療目的の方が、結果を大きく左右します。
この機器でできることは、冷やした薬剤の微粒子を皮膚の内部へ送り込むことです。塗るタイプの美容液のように表面にとどめるのではなく、内側へ届けるための施術だと考えてください。
薬剤は皮膚表面から約0.3〜0.4mmの深さまで届きます。手打ちの注入よりも浅い層にあたり、施術直後からうるおいやなめらかさの変化を感じる方もいらっしゃいます。
ただ、受ければすぐに肌悩みが解決するというものではありません。効果の出方も持続期間も、適した施術間隔も、使う薬剤や肌の状態によって変わってきます。
もう一点お伝えしておきたいのが、同じ薬剤であっても、手打ちの注射とターゲットクールでは薬剤が届く深さや届け方が違うということです。どちらが優れているという話ではなく、向き不向きの問題です。仕上がりのイメージや痛みへの不安があれば、遠慮なく診察で伝えていただければと思います。
当院では、肌の状態だけでなく、これまでに受けた美容施術や現在服用中の薬なども確認したうえで、導入する薬剤と施術方法を決めています。
ターゲットクールのブースティングモードのメリット・デメリットは何ですか?
ブースティングモードは針による痛みや内出血を抑えやすい一方、赤みや刺激、薬剤によるアレルギー反応が生じる可能性があります。
ブースティングモードのメリット
- 注射針を使わずに薬剤を導入できる
- 針による痛みや内出血を抑えやすい
- 針跡が生じない
- 肌悩みに応じて薬剤を選択できる
- 施術直後から変化を感じる場合がある
一番大きなメリットは、やはり注射針を使わずに肌育製剤などを届けられる点でしょう。肌育注射に関心はあっても、針の痛みや内出血が気になって踏み切れずにいた、という方には選択肢になり得ると思います。
薬剤の種類も、プルリアルシルク、ジュベルック、ゴウリ、トラネキサム酸、プラセンタなど幅があります。悩みや希望に合わせて選べるのも良いところです。
一方で、対応している薬剤ならどれを選んでも同じ結果になる、というわけではありません。薬剤ごとに狙いも施術間隔も違うので、そこは診察のうえで一緒に決めていく部分です。
ブースティングモードのデメリット・副作用
- 噴射時に刺激を感じる場合がある
- 施術中に大きな音が生じる
- 寒暖差に敏感な方では赤みが生じる可能性がある
- 使用薬剤によるアレルギー反応の可能性がある
- 効果や持続期間には個人差がある
針を使わないからといって、刺激や副作用が一切ないわけではありません。施術中にチリチリとした感覚を訴える方もいますし、噴霧時にそれなりの音がすることも、人によっては気になる点かもしれません。
寒暖差に敏感な方だと、施術後2〜3日ほど赤みが続くことがあります。また、ボツリヌストキシンなど導入する薬剤によっては、アレルギー反応が起きる可能性もゼロではありません。赤みが長引く、強いかゆみや腫れが出るといった場合は、施術を受けた医療機関へ早めにご相談ください。
ターゲットクールが向いているか、どの薬剤を選ぶべきかは、肌の状態や既往歴によって変わります。アレルギーの既往、服用中の薬、過去に受けた美容施術については、施術前に必ずお伝えください。
施術後の経過や自分に合う薬剤について気になることがあれば、カウンセリングで直接お尋ねいただければと思います。
Frequently Asked Questions
ブースティングモードの仕組み、痛み、使用できる薬剤、ダウンタイム、治療効果に関する疑問へ回答します。

Q. ターゲットクールとは何か簡単に教えてください。
A. 低温のCO₂ガスを精密に噴射し、薬剤導入や皮膚の冷却を行う医療機器です。ブースティング、クーリング、フリージングという3つのモードを搭載しています。
Q. ブースティングモードはどのような仕組みですか?
A. CO₂冷媒と薬剤を高速で噴射し、薬剤を微細な氷粒状にして皮膚へ送り込む仕組みです。アイス・ニードリングと呼ばれ、注射針を使わずに薬剤を届けます。
Q. ブースティングモードの施術に痛みはありますか?
A. 注射針による痛みはありませんが、薬剤やCO₂冷媒の噴射時にチリチリとした刺激を感じることがあります。感じ方には個人差があります。
Q. ブースティングモードではどの薬剤を導入できますか?
A. 当院ではプルリアルシルク、ジュベルック、ゴウリ、ボツリヌストキシン、トラネキサム酸、プラセンタなどに対応しています。どれが適しているかは診察でお伝えします。
Q. ブースティングモードの効果を高めるにはどうすればよいですか?
A. 効果を一律に底上げする方法があるわけではありません。肌悩みに合った薬剤を選ぶこと、そして案内された施術間隔や施術後の注意事項をきちんと守ることが、結果的には一番の近道です。
冷やして届ける肌治療。針を使わない薬剤導入を検討している方へ
ターゲットクールは、低温のCO₂ガスを使って薬剤導入や皮膚の冷却などを行う医療機器です。なかでもブースティングモードは、微細な氷粒状にした薬剤を、注射針を使わずに皮膚へ届けられる施術です。
針による痛みや内出血を抑えやすく、肌悩みに合わせて薬剤を選べる一方、赤みや刺激、薬剤によるアレルギー反応が起こる可能性もあります。
当院では、肌の状態や希望される変化、これまでの治療歴を確認したうえで、適した薬剤と施術方法を一緒に検討しています。ブースティングモードがご自身に合うかどうか気になる方は、カウンセリングで直接ご相談ください。