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コラム

2026.10.29

エンドリフトとは?効果や仕組み、メリット・デメリットを解説

幡手 亜梨子
監修医師
日本形成外科学会認定 形成外科専門医 幡手 亜梨子

形成外科医として多くの症例を経験し、精密な手技と深い解剖学的理解を培ってきました。現在は形成外科の知見と最新技術を組み合わせ、肌・輪郭・たるみなど加齢のお悩みに応じた美容医療を幅広く提供。日本初の婦人科美容手術の教科書「婦人科美容・形成術の基本手技」の分担執筆実績もあります。医学部時代にアイドルとして活動した経験から、「自然な美しさ」とは、自分でどうありたいか選ぶ意志の先にあるものだと実感し、患者様の「自分をもっと好きになれる毎日」を支えることに注力。英語にも対応し、話しやすいカウンセリングを大切にしています。

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エンドリフトとは、皮膚の下から1470nmのレーザーを照射し、皮膚の引き締めや局所的な脂肪の減少を目指す施術です。方式によっては脂肪吸引も行えます。

 

「顎下のもたつき」「二の腕のたるみ」「お腹のゆるみ」

 

こうした顔やボディの悩みに、皮膚の内側からアプローチするのが「エンドリフト」です。

 

細い光ファイバーを用いてレーザーを照射し、肌の引き締めや局所的な脂肪の減少を目指す施術。大きな切開を伴わず、気になる部分に働きかけられる点が特徴です。

 

エンドリフトについて、仕組みや期待できる効果、メリット・デメリットを分かりやすくBIANCA CLINICが解説します。

エンドリフトとはどのような施術ですか?

エンドリフト(Endolift®)は、イタリアのEufoton社が開発した、皮下組織に直接レーザーエネルギーを届ける施術です。

 

髪の毛ほどの細い光ファイバーを皮膚の下へ挿入し、1470nmのダイオードレーザーを照射します。

 

一般的なレーザー施術では、肌の表面から光を当てることが多いのに対し、エンドリフトは皮膚の内側から熱を加える仕組み。皮膚を支える組織や脂肪に働きかけることを目的としています。

1470nmのレーザーが皮膚の内側に働きかける

1470nmのレーザーは、組織に含まれる水分に吸収されやすい性質があります。

 

皮下に届けられたレーザーの熱によって、コラーゲン線維や皮膚を支える結合組織が収縮し、引き締まりにつながると考えられています。

 

さらに、熱刺激による組織の修復過程でコラーゲンの再構築が促されることも、エンドリフトの特徴です。

エンドリフトで期待できる効果は?

エンドリフトでは、主に「皮膚の引き締め」と「局所的な脂肪の減少」という2つの変化が期待されています。

フェイスラインや顎下の引き締め

エンドリフトは、頬やフェイスライン、二の腕、お腹などの皮膚のゆるみにアプローチする施術です。

 

皮下組織への熱作用によって、肌を内側から引き締めることを目指します。

 

ただし、切開を伴うフェイスリフトやタミータックのように、皮膚や深部組織を大きく移動・固定する施術ではありません。強いたるみを同じように改善できるわけではない点は、知っておきたいところです。

局所的な脂肪へのアプローチ

エンドリフトは、レーザーの熱作用によって脂肪分解を促すことも可能です。

 

とくに顎下やフェイスラインなど、脂肪によるもたつきが気になる部分では、局所的な脂肪の減少と皮膚の引き締めを同時に目指します。

 

なお、エンドリフトには複数の施術方式があります。

 

EndoliftX®は脂肪を吸引せずにレーザーで脂肪分解を促す方式ですが、EndoliftXsでは余分な脂肪を吸引することも可能です。 つまり、選択する方式によって脂肪吸引の有無が異なります。

 

ただし、顔の脂肪は単に減らせばよいものではありません。脂肪の量だけでなく、皮膚のゆるみや顔全体のバランスを考える必要があります。

エンドリフトのメリット・デメリットは?

エンドリフトは、皮膚の内側から引き締めを目指せる一方で、効果の限界や副作用についても理解しておきたい施術です。

エンドリフトのメリット|大きな切開をせずに皮下へアプローチできる

エンドリフトのメリットは、大きな切開を伴わずに、皮膚の内側へ直接レーザーエネルギーを届けられる点です。

 

皮膚表面から照射する施術とは異なり、光ファイバーを用いて皮下組織に熱を加えます。

 

また、皮膚の引き締めだけでなく、局所的な脂肪にも働きかけられる点もメリット。

脂肪と皮膚のゆるみがともに関係する輪郭のもたつきに対して、複数の要素からアプローチできる施術です。

エンドリフトのデメリット|副作用や効果の限界がある

エンドリフトは大きな切開を伴わないものの、皮膚の中に光ファイバーを挿入するため、完全に非侵襲的な施術ではありません。

 

施術後には腫れや赤み、内出血、痛みなどが生じることがあり、熱傷や神経損傷などのリスクにも注意が必要です。

 

脂肪吸引を伴う場合は、吸引操作による負担やリスクも考慮する必要があります。

エンドリフトに関するよくある質問

エンドリフトを検討している方が気になる質問についてお答えします。

Q. エンドリフトはハイフ(HIFU)と同じような施術ですか?

A. いいえ。ハイフは皮膚の表面から超音波エネルギーを届けるのに対し、エンドリフトは皮下へ光ファイバーを挿入してレーザーを照射します。

 

使用するエネルギーと届け方が異なります。

Q. エンドリフトはメスを使わない施術ですか?

A. 皮膚を大きく切開せずに光ファイバーを挿入します。ただし、挿入部を設けるため、皮膚への侵襲がまったくないわけではありません。

Q. 顔の脂肪が少なくてもエンドリフトは受けられますか?

A. 皮膚の引き締めを中心に検討できる場合があります。ただし、脂肪の少ない部位では過度な脂肪減少を避ける配慮が必要です。

Q. エンドリフトの効果はすぐに現れますか?

A. 施術直後から皮膚の引き締まりを感じる場合があります。

 

また、脂肪には照射中から熱が作用しますが、見た目のボリュームの変化には時間がかかることも。コラーゲンの再構築も徐々に進むため、施術後も変化が続くと考えられています。

Q. エンドリフトはダウンタイムがない施術ですか?

A. ダウンタイムがまったくないわけではありません。腫れや赤み、内出血などが起こる場合があり、症状の程度や経過は施術範囲・方法によって異なります。

エンドリフトは皮膚の内側からレーザーで引き締めと脂肪にアプローチ

エンドリフトは、皮膚の内側からレーザーを照射し、引き締めや局所的な脂肪の減少を目指す施術です。施術方式によっては、脂肪吸引を組み合わせることもできます。

 

大切なのは、引き締めが必要なのか、脂肪を減らすべきなのか、それとも別のアプローチが適しているのかを考えること。

 

たるみや脂肪のつき方は、顔もボディも部位によって異なります。同じ「もたつき」でも、適したアプローチは1つではありません。

 

BIANCA CLINICでは、皮膚の引き締めや脂肪の減少を目的とした複数の施術をご用意しています。

 

どの施術を選べば良いか迷う方も、まずはカウンセリングでお悩みをお聞かせください。医師が肌や脂肪の状態、ご希望を踏まえながら、一緒に適したアプローチを考えていきます。

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