コラム

2026.06.30

男性更年期の終わりのサインとは?症状の変化と男性ホルモン治療を医師が解説

「以前より疲れやすい」「やる気が出ない」「気分が落ち込みやすい」。

このような症状が続くと、「男性更年期なのだろうか」「いつ終わるのだろう」と不安になる方は少なくありません。

実際に「男性更年期 終わり の サイン」は多く検索されているキーワードです。しかし、男性更年期は女性の更年期のように一定期間で終わるとは限らず、原因によって経過が異なります。

男性更年期(LOH症候群)は、加齢やストレスなどにより男性ホルモン(テストステロン)が低下して起こる症状です。適切な診断と治療によって症状が改善する方も多く、生活の質(QOL)の向上が期待できます。

本記事では、男性更年期が改善してきたサイン、症状の見分け方、男性ホルモン注射(ウンデカン酸テストステロン)について、米国抗加齢医学会専門医 前田陽子医師がわかりやすく解説します。


男性更年期とは?終わりがある病気なの?

 

男性更年期(LOH症候群)は、男性ホルモンであるテストステロンの低下によって起こる症候群です。

加齢だけでなく、慢性的なストレスや睡眠不足、肥満、運動不足、生活習慣病なども症状に大きく関係しています。

女性の更年期のように「閉経」という明確な区切りがないため、「終わり」がわかりにくいことが特徴です。

一方で、原因に対する治療や生活習慣の改善によって症状が軽くなるケースは少なくありません。

 

男性更年期が改善してきた終わりのサイン

①朝の目覚めが良くなる

男性ホルモンは睡眠の質にも関係しています。

改善すると、

  • 朝すっきり起きられる、日中の眠気が減る、疲労が残りにくくなる、と感じる方が多くいます。

ただし睡眠時無呼吸症候群など他の病気が隠れている場合もあるため、自己判断は避けましょう。

 

②意欲や集中力が戻ってくる

「何をするのも面倒だった」

そんな状態から、趣味を楽しめる、仕事への集中力が戻る、やる気が出てくる、という変化は代表的な改善サインです。

精神的な落ち込みだけでなく、認知機能や判断力にも良い影響がみられることがあります。

 

③性機能の改善

テストステロンは性機能にも深く関わっています。

改善すると、性欲が戻る、朝立ちが増える、勃起力が改善する、といった変化がみられることがあります。

一方で、糖尿病や血管障害など他の原因がある場合は、男性ホルモンだけでは改善しないこともあります。

 

④筋力・体力が戻る

男性ホルモンは筋肉量の維持にも重要です。

治療や運動を組み合わせることで、階段が楽になる、筋トレの成果が出やすい、疲れにくくなる、などを実感される方もいます。

 

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男性更年期が改善しない理由

改善しない場合には、テストステロン以外の病気、睡眠障害、甲状腺疾患、うつ病、糖尿病、貧血、などが関係していることがあります。

当院では問診だけでなく血液検査を行い、本当に男性ホルモン低下が原因かどうかを確認します。

【内部リンク:男性ホルモン検査】

 

 

ウンデカン酸テストステロン注射とは

ウンデカン酸テストステロンは、長時間作用型の男性ホルモン補充療法です。

一般的な短時間作用型よりも投与間隔が長く、血中濃度が比較的安定しやすい特徴があります。

血中濃度が安定すると、症状も安定するため、症状の波が起こりにくく、QOLが上がるというメリットがあります。

 

またウンデカン酸テストステロンはおおよそ3~4か月に1回の注射となるため、通常の2週間~4週間に一回の注射に比べ、忙しくなかなかクリニックに来る時間を取ることが難しい患者様にも受けていただきやすいというメリットがあります。

 

医師の診察と採血結果をもとに適応を判断し、定期的な経過観察を行いながら治療を進めます。

期待される変化には、疲労感の改善、意欲の向上、性機能の改善、筋力維持などがありますが、効果には個人差があります。

 

当院の男性ホルモン治療の特徴

当院では、テストステロン値だけで判断しない、症状を総合的に評価、必要な血液検査を実施、生活習慣改善もサポート、ウンデカン酸テストステロンによる長期管理を行っています。

単に注射を行うだけではなく、「なぜ男性ホルモンが低下したのか」を考え、一人ひとりに合わせた診療を心がけています。

 

専門医コメント

男性更年期は「年齢だから仕方ない」と思われがちですが、適切な診断によって改善の可能性がある症状も少なくありません。

疲労感や意欲低下、性機能の変化などが続く場合には、一度男性ホルモンを含めた検査を受けることをおすすめしています。

— 前田陽子医師
米国抗加齢医学会専門医

 

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よくある質問(FAQ)

Q1 男性更年期は自然に終わりますか?

原因や生活習慣によって異なります。自然に軽快する方もいますが、治療が必要な場合もあります。

Q2 男性ホルモン注射は何回くらい必要ですか?

症状や検査結果によって異なります。医師が経過を確認しながら治療計画をご提案します。

Q3 ウンデカン酸テストステロンは誰でも受けられますか?

前立腺疾患など、適応を慎重に判断する必要があるため、診察と検査を行ったうえでご案内しています。

Q4 効果はいつ頃から期待できますか?

変化を感じる時期には個人差があります。数週間から数か月かけて変化を感じる方もいます。

Q5 副作用はありますか?

赤血球増加や前立腺への影響などを確認するため、定期的な血液検査を行いながら安全性に配慮して治療します。


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